菅野智之投手が日本勢最多の12勝目 6回2失点の好投 巧みな投球術でダイヤモンドバックス打線を封じる
【©️Colorado Rockies 】
ロッキーズの菅野智之投手が、また一つ大きな白星を積み上げた。
11日(日本時間12日)に敵地フェニックスで行われたダイヤモンドバックス戦に先発した菅野投手は、6回を投げて2失点と好投。チームの3-2の勝利に貢献し、今季12勝目を手にした。これでドジャースの山本由伸投手を抜き、日本人投手として今季単独最多となる12勝目となった。
初回はキャロル、マルテにソロ本塁打を浴び、いきなり2点を先行された。
しかし、菅野投手はここから持ち味を発揮。二回以降は走者を許しても追加点を与えず、四回、五回はいずれも三者凡退に抑えるなど、落ち着いた投球で相手打線の反撃を封じた。
見せ場となったのは五回だった。1死から、2023年WBC日本代表のラーズ・ヌートバー選手と対戦。追い込んでから投じた低めの球は一度ボールと判定されたものの、菅野投手はすぐさまABSチャレンジを要求した。
判定の結果、ボールはストライクゾーンの際どい位置を通過していたことが確認され、見逃し三振に判定が変更された。自身の投球への確かな感覚と、勝負どころでの冷静な判断が光る場面となった。
その直後にはキャロス選手に同点2ランを浴びたものの、菅野投手は崩れない。六回も1死から内野安打で走者を背負ったが、後続を落ち着いて打ち取り、6回2失点でマウンドを降りた。
2試合ぶりとなるクオリティースタートを達成すると、七回にはロッキーズ打線が勝ち越しに成功。グッドマン選手が三塁打を放ち、続くモニアック選手の犠飛で勝ち越し点を奪った。
その後はリリーフ陣がリードを守り抜き、菅野投手に12勝目が記録された。
今季、チームが厳しい戦いを続ける中でも、菅野投手は安定した投球を続けている。前回登板では5回3失点で黒星を喫したが、今回はベテランらしい修正力を発揮。序盤に本塁打を許しながらも、その後は相手打線を巧みに抑え込んだ。
日本人投手の今季最多勝争いでも単独トップに立った菅野投手。
豊富な経験に裏打ちされた投球術で、メジャーの舞台で存在感をさらに高めている。


