B’z 熊本地震の復興支援に3000万円寄付 音楽を超えて届ける「支え合う力」日本のエンタメ界に広がる支援の輪

2026.8.11

ロックバンド・B’zが10日、公式サイトを通じ、

7月28日に発生した令和8年熊本地震の復興支援として、

総額3000万円を寄付したことを明らかにした。


 

稲葉浩志さんと松本孝弘さんを中心に、長年にわたって日本の音楽シーンをけん引してきたB’z。今回の寄付は、被災地の復旧・復興を願うメンバー、スタッフの思いを形にしたものだ。

寄付先は、被災地支援に取り組む特定非営利活動法人ピース・ウィンズ・ジャパンに2000万円、子どもたちへの支援などを行う公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに1000万円。合わせて3000万円が被災地支援に充てられる。

 

B’zは公式サイトで、被災した人々に向けて「メンバー・スタッフ一同、皆さまを深く案じております」とメッセージを発信。ライフラインの早期復旧と、一日も早く平穏な生活を取り戻せることを願う思いを寄せた。

今回の支援で特に注目されるのは、B’zが一時的な取り組みではなく、これまでも継続して社会支援に取り組んできた点だ。

B’zは災害復興や新型感染症対策への支援を継続するため、チャリティーグッズの販売を実施。今回の熊本地震を受け、2024年度に公表した保全収益金2244万8300円と、2025年度の収益金の一部を支援に充てることも発表した。

音楽活動を通じて生まれた収益やファンの思いを、社会を支える力へとつなげていく。そこには、アーティストだけではなく、作品を受け取るファンとともに支援の輪を広げていくという、エンターテインメントならではの可能性がある。

 

▪️エンタメの力が「支援」につながる

大きな災害が発生した際、日本のエンターテインメント業界では、アーティストや芸能事務所、制作会社、スポーツ界など、さまざまな立場の人々が支援に動くことが少なくない。

音楽や映画、舞台、スポーツなど、普段は人々に感動や楽しさを届けている存在が、いざという時には社会を支える側へと回る。

今回のB’zの支援も、そうした日本のエンターテインメント業界が持つ大きな力を象徴するものといえる。

もちろん、被災地が必要としている支援は金銭だけではない。物資、人的支援、情報発信、そして「忘れられていない」という思いを届けることも、復興への大切な力になる。

だからこそ、影響力のあるアーティストが被災地へ思いを寄せ、

その輪がファンや社会へと広がっていくことには大きな意味がある。

 

B’zが今回、被災地へ届けた3000万円という支援額だけでなく、

その背景にある「少しでも力になりたい」という思い。

そして、それを長年にわたって継続している姿勢は、多くの人に勇気を与えるものだ。

エンターテインメントには、人の心を動かす力がある。

ライブで生まれる一体感、楽曲に励まされた経験、映画やドラマから受け取る希望、スポーツ観戦で共有する感動――。普段から人と人をつないでいるエンタメだからこそ、その力を社会支援につなげることもできる。

今回のB’zの行動は、まさにその可能性を示している。

一人のアーティストの思いが支援となり、その活動を知ったファンが被災地へ関心を寄せる。そして、さらに別の誰かが「自分にもできることはないか」と考える。

こうした連鎖こそ、エンターテインメントが社会に与えられる大きな力の一つだろう。

熊本の復興には、これからも長い時間が必要になる。だからこそ、今回のB’zの支援をきっかけに、エンタメ業界から生まれる温かな支援の輪がさらに広がっていくことが期待される。

音楽で人々を魅了してきたB’zが、今度は社会を支える力として、その存在感を示した。

日本のエンターテインメント業界が持つ「人を楽しませる力」と「人を支える力」。

その両方が、被災地の未来を照らす一助となっている。