桑木志帆選手 4歳から描いた夢が世界の頂点へ 全英女子制覇で届けた最高の親孝行「いろんな景色を見せたかった」
家族と歩んだ20年のゴルフ人生
23歳でつかんだ海外メジャー初タイトル
女子ゴルフ界に新たな歴史が刻まれた。桑木志帆選手が、世界最高峰の舞台「AIG女子オープン(全英女子)」を制覇。海外メジャー初優勝という大きな快挙を成し遂げ、4歳から歩んできたゴルフ人生の大きな節目を迎えた。
優勝後の記者会見で桑木選手が最初に語ったのは、長年支えてくれた家族への感謝だった。
「両親も高齢なので、早いうちにいろんな景色を見せてあげたいなと思っていました」
23歳の若きチャンピオンが胸に抱いていたのは、世界の舞台で輝く姿を両親に届けたいという思いだった。
今回の全英女子には、父と母が現地イギリスまで応援に駆けつけた。家族が見守る中で手にした海外メジャー制覇は、桑木選手にとってかけがえのない瞬間となった。
「今回、イギリスまで両親二人とも来てくれたので、それで優勝を目の前で見せてあげられたのが一番うれしいです」
幼い頃から夢を追い続けた桑木選手にとって、世界一の称号を家族と共有できたことは、最高の親孝行となった。
▪️4歳から始まった挑戦 積み上げた努力が世界の頂点へ
桑木選手がゴルフを始めたのは4歳の時だった。
幼少期から技術を磨き、中学時代には中国女子アマチュアゴルフ選手権を制覇。高校3年時には、石川遼選手が主催する「The “One” Junior Golf Tournament」で優勝するなど、早くから才能を開花させた。
2021年にはプロテストに合格し、プロゴルファーとしてのキャリアをスタート。2024年には「資生堂レディス」でツアー初優勝を果たすと、同年の国内メジャー「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」も制覇した。
さらに今季は「Sky RKBレディスクラシック」「宮里藍サントリーレディス」を制し、国内で積み重ねた実績を世界最高峰の舞台で証明した。
▪️名前に込められた願いのように 世界へ羽ばたいた23歳
表彰式では英語で大会関係者やファンへ感謝を伝え、その後、日本語で家族やチームへの思いを語った。
「来てくれた両親に感謝したいです。そしてチームの皆様にも感謝したいです」
桑木選手の名前「志帆」には、「広い海に帆を広げ、志を持ってこぎ出すように」という願いが込められている。
その名の通り、大きな志を胸に世界へ挑み続けた23歳。
両親が見守る前で掲げた全英女子のトロフィーは、
これまで支えてくれた家族への最高の贈り物となった。




