ONE Championship 日本でも絶大な人気を誇るスタンプ・フェアテックスが再起戦へ 得意のムエタイルールで復活なるか
【©️ONE Championship 】
女子格闘技界のスーパースターのスタンプ・フェアテックス(タイ/フェアテックス・トレーニングセンター)が再びリングに戻ってくる。2026年6月26日にタイ・ルンピニースタジアムで開催される『ONE Lumpini 160 & The Inner Circle』への参戦が正式発表された。
スタンプは、ONE Championship史上初となる“3競技制覇”を成し遂げた歴史的ファイターだ。ムエタイ、キックボクシング、MMAという異なる競技で世界王座を獲得。その華やかなファイトスタイルと親しみやすいキャラクターで、日本でも絶大な人気を誇ってきた。ONE日本大会では常に大きな注目を集める存在であり、女子格闘技界を代表するスターの一人として確固たる地位を築いている。
5歳からムエタイを始めたスタンプは、18歳で名門フェアテックスジムに加入。
そこで柔術にも取り組み、総合格闘家としての才能を開花させた。
2018年10月のONEデビュー戦では、いきなりアトム級キックボクシング世界王座を獲得。翌2019年2月にはムエタイ世界王座も戴冠した。さらにMMAへ本格参戦すると、2021年にはONE女子アトム級グランプリを制覇。
2023年9月にはハム・ソヒをTKOで下し、女子アトム級MMA世界王者に輝いた。
キックボクシング、ムエタイ、MMA。
3競技で世界の頂点に立ったスタンプは、
まさにONEを象徴する女子ファイターとなった。
しかし、そのキャリアは決して順風満帆ではない。2年前に半月板断裂による手術の影響で、防衛戦や2階級制覇を懸けたタイトルマッチが相次いで中止。さらに2025年8月に予定されていたデニス・ザンボアンガとの王座統一戦も、回復の遅れによって欠場となった。
約2年ぶりの復帰戦となった2025年11月の日本大会では、KANA(Team Aftermath)とのキックボクシングマッチに臨んだものの、判定負け。
かつてのような勢いは影を潜め・・・完全復活を印象づけることはできなかった。
それだけに、今回の一戦が持つ意味は大きい。
舞台は、スタンプが最も真価を発揮してきたムエタイルール。再起を懸けるには、これ以上ないシチュエーションと言えるだろう。
対戦相手は、メキシコのシンシア・フローレス。2025年にONE Friday Fightsへ参戦したフローレスは、マルティナ・ドミンチャク、タンタンに連敗を喫しており、まだONEで白星を挙げられていない。
復活を目指すスタンプか、それともフローレスが番狂わせを起こすのか。
両者にとって、大きなターニングポイントとなる一戦だ。
【文:高須基一朗】


