矢地祐介選手 崖っぷちの再起戦へ!! 榊原CEOが異例の最終通告「負けたら出禁」 停滞打破へ問われる真価=RIZIN仙台
総合格闘技イベント「RIZIN」は4月27日、インスタライブで「RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI」(6月6日、宮城・ゼビオアリーナ仙台)の追加対戦カードを発表した。長年団体を支えてきた矢地祐介選手(フリー)が、元PANCRASE二階級制覇王者のISAO選手(NEVER QUIT)と対戦する。
RIZIN黎明期から活躍してきた矢地選手は、“お祭り漢”のキャラクターと攻撃的なファイトスタイルで人気を確立。一時は5連勝を飾るなど主力選手として団体をけん引してきた。しかし、近年はその勢いに陰りが見えている。2018年の敗戦を境に安定感を欠き、勝利と敗北を繰り返す展開が続くなど、トップ戦線における明確なインパクトを残せていないのが現状だ。
特にここ数年は、勝っても流れに乗り切れず、連勝による存在感の再確立には至っていない。かつてのように大会の中心として話題をさらう機会は減少し、“中堅にとどまる実力者”という評価に甘んじている側面もある。そうした状況の中で迎える今回の一戦は、キャリアの行方を左右する極めて重要な局面となる。
その緊張感を象徴するのが、榊原信行CEOの言葉だ。今年4月、ABEMAの特別企画でウルフアロン選手に敗れた矢地選手に対し、「勝てば1000万円、負ければ出禁」という条件が提示されたのは記憶に新しい。そして今回のISAO選手戦でも、榊原CEOは「負けたらRIZIN出禁。その覚悟で臨んでもらう」と明言。異例とも言える強いメッセージは、矢地選手がいま“試される立場”にあることを如実に示している。
一方のISAO選手は、PANCRASEでフェザー級王座に長期君臨し、ライト級と合わせて二階級を制した実績を誇るベテランファイター。卓越した総合力と豊富な5ラウンド経験に裏打ちされたスタミナで、“難攻不落の王者”と称されてきた。近年は連敗を喫しているものの、その地力と試合巧者ぶりは依然として脅威であり、矢地選手にとっては決して突破が容易な相手ではない。
両者ともに再起を懸けた一戦ではあるが、置かれた状況の厳しさという点では矢地選手の方がより深刻だ。ここで勝利を掴めば再浮上への足掛かりとなるが、敗れれば団体での立場すら失いかねない。長年RIZINを支えてきたファイターが迎える、まさに“背水の陣”。 停滞を打ち破り、再び主役の座へ返り咲くのか!?
【文:高須基一朗】
■矢地祐介選手 通算戦績
28勝16敗(0分)
■ 直近試合(2023年〜)
【2026年】
× キム・ギョンピョ
→ 2R TKO(ドクターストップ)
【2025年】
○ 芳賀ビラル海
→ 2R リアネイキッドチョーク
【2024年】
× 桜庭大世 → 1R TKO
○ 宇佐美正パトリック → 判定3-0
× マンスール・バルナウイ → ダースチョーク
○ 白川陸斗 → フェイスクランク
【2023年】
○ ザック・ゼイン → 1R 一本(RNC)
■ 中期(2018年〜2022年)
【2022年】
○ ボイド・アレン → 判定
× ルイス・グスタボ → TKO
【2021年】
× ホベルト・サトシ・ソウザ → 一本
○ 武田光司 → 判定
○ 川名TENCHO雄生 → 判定
【2020年】
× 大原樹理 → 判定
× ホベルト・サトシ・ソウザ → TKO
【2019年】
○ 上迫博仁 → KO(サッカーキック)
× 朝倉未来 → 判定
【2018年】
× ジョニー・ケース → TKO
× ルイス・グスタボ → KO
○ ディエゴ・ヌネス → 判定
■ 全盛期(RIZIN初期:2016〜2017年)
【2017年】
○ 五味隆典 → 三角絞め
○ 北岡悟 → TKO
○ ダロン・クルックシャンク → KO
【2016年】
○ マリオ・シスムンド → KO(膝)
○ 山崎裕紀 → 判定
× クレベル・コイケ → 一本
○ ロドルフォ・ルビオ → 判定
■ 初期(修斗時代)
○ 星野勇二 → 判定
○ 美木航 → 判定
○ 田村彰敏 → 判定
○ 大澤茂樹 → 判定
○ ジャングル伊藤 → 判定
× ガイ・デルモ → 判定
× 門脇英基 → 判定
○ キム・ジンヒョン → 判定
× 戸井田カツヤ → 反則
○ ジャックナイフツネオ → 一本
○ 小林ミツル → KO
○ 丸井憲一郎 → 判定


