Krush182 渡邉雅和トレーナー&武尊選手の最強セコンド布陣が支えた大岩龍矢選手の覚悟

2025.11.30

右フックでダウンを奪い、戦術勝ちで王座初防衛!

【©️K-1】

格闘技イベント『Krush.182』
2025年11月29日(土)東京・後楽園ホール

▼ダブルメインイベント第2試合/【ナグモクリニックPRESENTS】Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
〇大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)
判定3-0 ※30-28、29-27、30-27
●篠原悠人(DURGA/挑戦者)
※大岩選手が王座初防衛に成功


 

ダブルメインに登場したライト級王者・大岩龍矢選手が、挑戦者・篠原悠人選手との激戦を制し、見事に王座初防衛を成し遂げた。

判定決着ながら、随所に光ったのは冷静にポイントを積み上げる“戦術の勝利”だった。

その裏には、コーナーで支えた 長年パートナー関係を続ける

渡辺雅和トレーナーと武尊による“最強セコンド布陣” の存在がある。

このタイトルマッチの試合が、武尊選手を中心とするVASILEUS GYM 移籍後、初の試合となり、絶対に負けられない一番であったとは言うまでもない。

 


 


ラウンド間、戦術の細かな点は、今後の試合にも影響があるため、やり取りの詳細については差し控えるが、掻い摘んで説明すると、インターバルの1分間で武尊選手は現役トップファイターならではの精神面での言葉と実戦的アドバイスを伝えれば、渡邉トレーナーが的確な状況整理と修正点を数点だけ重ねる。二人のセコンドの声は無駄が無く、試合をする選手の耳に入りやすい言葉を重ねて連呼している印象があった。

そこに大岩選手が全幅の信頼を寄せて応える姿は、まさに“勝つべくして勝つチーム”そのものだった。

試合は序盤から激しい攻防が続いた。1Rは互角の展開で、篠原が左ボディとカーフキックで揺さぶる一方、大岩選手はプレスをかけて右フックを狙い続けた。

 

勝負を分けたのは2R。篠原が攻勢を強めた瞬間、大岩選手はセコンドの指示どおり落ち着いて対応し、タイミングを見切った右フックでダウンを奪取。
この一撃は、セコンド陣営が求めた試合中盤で優位性を大きく動かす“確実なポイントメイク”を体現した場面だった。

3Rも篠原のボディ攻撃とカーフキックによる猛攻が続いたが、大岩は動じず。ガードを固め、狙いすました右を返し続ける冷静な戦いぶりで主導権を手放さなかった。最終的に判定3-0の完勝。ポイントを確実に積み重ねた、戦術的に洗練された防衛劇となった。

 

試合後、大岩選手は「仲間たちの応援が嬉しい。僕はKrushで生きている。一日一日が必死です」と胸の内を明かしつつ、リングに上がった児玉選手の対戦表明にも触れた。「怪我を治してからね。僕は34歳、時間は多くない。来年はK-1チャンピオンになりたい。勝てると思っています」と堂々と宣言した。


【文:高須基一朗】