サンディエゴ・コミコンで前代未聞の高額オークション

1977年に公開された映画『スター・ウォーズ エピソード4／新たなる希望』で、実際に撮影に使用された“本物”のストームトルーパー・ヘルメットが、なんと25万6,000ドル（約3,800万円）という驚愕の価格で落札された。

この歴史的なオークションは7月27日、世界最大のポップカルチャーイベント「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」内で開催されたもの。

銀河をまたぐ人気を誇るスター・ウォーズシリーズの中でも、とりわけ希少な“現存6点のみ”という逸品が登場すると、会場とネット中継は騒然となった。

 

落札されたヘルメットは、タトゥイーンのシーンでサンドトルーパーが着用していたスタント用の小道具で、長らく個人のコレクターが保有していたもの。

昨年には、カリフォルニア州のロナルド・レーガン記念図書館で開催された「Star Wars and SDI: Defending America and the Galaxy」展でも展示されており、

多くのファンの注目を集めていた。

今回のオークションを主催したのは、ハリウッドを拠点とするジュリアンズ・オークションとターナー・クラシック・ムービーズ。彼らによれば、今回のイベント「Echoes From the Galaxy」は、スター・ウォーズ関連アイテムとしては“史上最大級”の出品数と規模を誇る、まさに“銀河の記憶をたどる一大企画”だったという。

その他にも、スター・ウォーズ・ファン垂涎の激レアアイテムが次々と落札された。

 

▪️主な落札品

オビ＝ワン・ケノービ（ユアン・マクレガー）使用のスタント用ライトセーバー：約570万円

ダース・モール（レイ・パーク）のライトセーバーの柄：約1,100万円

レッド4のパイロットヘルメット（真正証明書付き）：約470万円

ポー・ダメロン（オスカー・アイザック）のブラスター：約660万円

ルーク・スカイウォーカーのプロモーション用ライトセーバー（鋳造品）：約380万円

C-3PO（アンソニー・ダニエルズ）使用の右手：約240万円

『ホリデー・スペシャル』のホログラム衣装：金額非公開だが白熱した競り合いに

 

世界中に熱狂的なファンを持つ『スター・ウォーズ』。

スクリーンの向こうの“銀河”で実際に使われたアイテムが、こうして現実世界でも価値を持ち続けているという事実は、改めてこの作品の文化的影響力と熱量の高さを物語っている。

次なる“伝説の小道具”は、誰の手に渡るのか!?

銀河級の争奪戦は、今後もマニアの間で続きそうだ。