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7月18日、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 116』にて、元K-1ライト級王者の与座優貴（27＝team VASILEUS）が、バンタム級キックボクシングマッチで元王者のペッタノン・ペットファーガス（39＝タイ）を判定3-0で撃破。

圧巻のパフォーマンスでランキング上位を崩し、11月に予定されるONEの日本大会への出場が事実上内定した。

▪️カーフキックで支配、2ラウンドに鮮やかなダウン

1Rは互いに様子を見る静かな立ち上がりとなったが、与座はスイッチを織り交ぜながら得意のカーフキックとローキックで主導権を握り始める。2Rに入ると、ダメージの蓄積が明らかになったペッタノンに対し、与座が右カーフでバランスを崩させた後、左フックからのパンチ連打でダウンを奪取。

その後もカーフを集中的に攻め、ペッタノンは立ってはいるものの動きが鈍り、棒立ち状態に。完全に流れを掌握した与座は、3Rでも冷静に距離を取りつつ有効打を重ね、終始危なげない展開で試合を終えた。

 

▪️「誰が相手でもやる準備はある」王者・ハガティー戦線に名乗り

判定勝利が告げられると、与座は「もっと削って仕留めたかったが、ペッタノン選手は本当に上手かった。自分にとっても学びの多い試合になった」と試合を振り返った。

インタビュアーからスーパーレック戦について問われると、「スーパーレックでも良いし、ランキング3位に勝ったので、王者ハガティーへの挑戦も現実的だと思う。でも誰が相手でも構わない」と力強く語り、タイトル戦線への意欲をにじませた。

▪️11月・ONE日本大会に出場濃厚 対戦カードの発表に注目集まる

今回の勝利により、ONE参戦後2連勝と勢いに乗る与座は、11月に開催予定の日本大会での出場が事実上決定。ONE側のプランにも合致する形で、上位ランカーとの大一番が組まれる可能性が高い。対戦相手としては、現王者ジョナサン・ハガティーやスーパーレックの名前が挙がっており、正式発表に向けて注目が集まっている。

 

■ONE Friday Fights 116
2025年7月18日（金）
タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
▼バンタム級キックボクシング
〇与座優貴（team VASILEUS）
判定3-0
●ペッタノン・ペットファーガス（タイ）