RIZIN=23歳の超新生!! 溝口司が衝撃の22秒一本勝ち!中島太一を秒殺 史上最速記録を更新 無敗の新鋭が見据えるUFCへの道

2026.11.8

格闘技イベント「RIZIN.55」が11月8日、千葉・LaLa arena TOKYO-BAYで開催された。第4試合のバンタム級(61.0kg)マッチでは、RIZIN初参戦の溝口司が中島太一をわずか22秒、バックチョークで仕留めた。RIZIN史上最速の一本勝ち記録を更新する鮮烈なデビューとなった。

MMAキャリア4戦無敗の23歳が、37歳の中島を相手に見せたのは、単なる速攻ではない。相手の攻撃を無力化し、一瞬の攻防からバックを奪い、フィニッシュまでつなげる一連の判断と技術だった。試合後にはUFC挑戦を含む長期的なキャリア構想にも言及。記録的な勝利の先に、さらに大きな目標を見据えている。

 


▪️22秒で決着 テイクダウンを切り返し、一瞬でバックチョーク


ゴング直後、溝口は中島のテイクダウンを切ると、間髪を入れずにバックを奪取。そのままリアネイキッドチョーク(バックチョーク)に移行し、開始22秒で一本勝ちを決めた。

注目すべきは、フィニッシュまでの速さだけではない。相手の仕掛けに対して受け身に回ることなく、攻防の主導権を一気に奪い返した点にある。テイクダウンディフェンスからバックコントロール、そして絞め技へ。短い時間の中に、MMAに求められる複数の技術が凝縮されていた。

中島はチョークを受けて意識を失うほどの状態となり、試合は瞬く間に終了。RIZIN初参戦のファイターが、実績ある対戦相手を相手に圧倒的なインパクトを残した。

 


▪️ジョリー選手の25秒を3秒更新 RIZINの歴史に新記録


溝口が打ち立てた22秒という数字は、RIZINの記録としても大きな意味を持つ。

これまでの最速一本勝ちは、昨年大みそかにジョリーが芦澤竜誠から奪った1ラウンド25秒。溝口はその記録を3秒短縮し、RIZIN史上最速の一本勝ちを達成した。

MMA4戦無敗という戦績に加え、2025年4月には「ONE Friday Fights」にも出場。海外での試合経験を積んできた23歳が、国内最高峰の舞台でも結果を残したことは、今後のキャリアを考えるうえでも興味深い。

もちろん、22秒という記録だけで選手の総合的な実力を判断することはできない。しかし、初参戦の舞台で自らの強みを明確に示し、結果まで結びつけたことは評価できる。

 

▪️ビール片手の会見で語った壮大な構想 目標はUFC

試合後の会見には、ビールを片手に登場した溝口。大みそか大会への出場を期待する声があることを認識しながらも、目先の一戦だけではなく、さらに先を見据えたキャリアプランを明かした。

「自分の中ではRIZINをこれから背負って、朝倉海選手もそうですけど、UFCに挑戦して日本を背負って、RIZINを背負って海外でやっていくっていう長いビジョンがある」

さらに、現在の自身の完成度については「今は3パーセントぐらいしか完成していない」と表現。今回の歴史的な勝利を到達点とは捉えていないことをうかがわせた。

「できるだけ100パーセントに近づけていって、しっかり練習して、次の試合に臨みたい」

大きな目標を掲げながらも、目の前の練習と次戦に集中する。23歳らしい野心と、競技者としての冷静さが垣間見えるコメントだった。

 


▪️記録更新は出発点 23歳の無敗ファイターが描く世界への道


今回の勝利で溝口が手にしたのは、RIZIN史上最速という記録だけではない。初参戦で強烈な印象を残し、自身の名前を広く知らしめる機会をつかんだ。

一方で、今後UFCを目指すのであれば、今回の22秒という結果とは別に、さまざまなタイプの対戦相手との攻防を通じて実力を証明していく必要がある。世界を舞台に戦うためには、フィニッシュ能力だけでなく、試合全体を組み立てる力や対応力も問われることになる。

その意味で、今回のRIZINデビューは大きな可能性を示す一戦であると同時に、長期的な挑戦の始まりでもある。

「完成度3パーセント」と語った溝口司。

残された97パーセントをどのように磨き上げていくのか。22秒の衝撃を一過性の話題で終わらせず、世界に通用する実力へとつなげられるか。23歳の無敗ファイターの次なる一戦に注目したい。