ONE SAMURAI 4=第7試合 ナビル・アナンが与座優貴に3-0判定勝利 ローキックで応戦も打撃の多彩さで上回る
ONE SAMURAI 4のバンタム級キックボクシングで、
与座優貴選手とナビル・アナンが対戦した。
与座選手は強烈なローキックでアナンの下半身にダメージを与えたが、アナンもスイッチングを交えた構えと多彩な蹴り、パンチで応戦。3ラウンドを通じて互いに攻撃を当て合う展開となり、判定は難しいものとなった。
最終的には3-0でアナンが判定勝利。
与座選手にとっては、王者ジョナサン・ハガティー戦に続く敗戦となった。
▪️序盤はアナンの多彩な攻撃と与座のローキック
アナンはスイッチングを繰り返し、与座選手に的を絞らせない戦い方を見せる。
距離を詰めて放つテンカオ(膝蹴り)は鋭く、右アッパーもクリーンヒット。攻撃のバリエーションを生かして試合を組み立てた。
一方の与座選手はローキックで対抗。数発ながら、アナンの下半身にダメージを与えていることがうかがえる場面もあった。アナンの攻撃が目立つ中、与座選手も着実にダメージを蓄積させようとする展開となった。
▪️アナンの右アッパーと左のテンカオが光る
2ラウンドもアナンの右アッパーが効果的に決まり、左のテンカオも鋭く入る。
与座選手は引き続きローキックを狙い、左脚への攻撃を重ねていく。アナンの下半身にダメージが蓄積しているようにも見えたが、アナンは多彩な攻撃を織り交ぜ、明確な攻撃を当てる場面を作った。
与座選手のローキックも見逃せない一方、アナンはパンチと膝蹴りを組み合わせて応戦。双方の攻撃が有効に見える場面もあり、ポイントの判断が難しいラウンドとなった。
▪️与座がボディーと左フックで反撃も・・・
最終ラウンド、与座選手は左ボディーを打ち込み、さらに左フックを顔面にヒットさせる。
ローキックやインローも引き続き狙い、アナンが嫌がるような反応を見せる場面もあった。強いローキックが入るシーンもあり、与座選手が得意とする下段への攻撃は存在感を示した。
ただし、アナンのテンカオも確実に決まっており、与座選手のローキックだけで優劣を判断するのは難しい展開に。アナンは攻撃の種類を変えながら応戦し、最後までポイントを争った。
判定は3-0でナビル・アナンの勝利となった。
与座選手はローキックで相手の動きを削る戦いを見せたものの、アナンはパンチ、膝蹴り、スイッチングを駆使して多彩な攻撃を展開。
ジャッジに与える印象という点でも、攻撃の幅が結果に影響した可能性がある。
与座選手は
これでハガティーとのタイトルマッチ戦に続く2連敗を喫することとなった。
▪️ローキックを軸とする戦い方に求められる次の一手
今回の試合では、ローキックなどの下半身へのダメージを与えることと、
ラウンドの優劣をジャッジに印象づけることの違いが判定での判断で
劣勢にみえている点が浮き彫りだった。
ローキックやカーフキックは、相手の動きを制限するうえで重要な武器だ。
ただし、相手がその下半身の攻撃で動きが鈍る状況でなかったケースでは、
パンチや膝蹴りなどで有効打を返してくる場合、
下段への攻撃だけでラウンドを支配できる印象は薄い。
与座選手にとっては、得意の下半身から切り崩す蹴りを活かしながら、
攻撃の組み立てや有効打の見せ方をどう変えていくかが今後の課題だ。

