奥村将真が田丸辰に3-0判定勝ち 多彩な攻撃で主導権を握る 両者に150万円のボーナス
ONE SAMURAI 4のストロー級キックボクシング戦で、
奥村将真が田丸辰を相手に3-0の判定勝ちを収めた。
戦前の戦績が9勝3敗の奥村は、序盤から積極的に前へ出て攻撃を仕掛けるスタイルを貫いた。一方の田丸はカウンターを狙い、互いの狙いが交錯する緊張感のある攻防を展開。
1、2ラウンドで手数で優勢に立った奥村が、判定勝利を引き寄せた。
▪️1R 奥村が積極的に攻める カウンターの応酬で緊張感漂う展開
ゴングとともに積極的に仕掛けたのは奥村だった。
開始直後にすぐに距離を詰めていく。
手数を確実に増やして前進する奥村に対し、
田丸はカウンターを狙い、相手の攻撃に合わせて反撃の機会をうかがう。
途中、奥村のローブローが田丸に入り、試合が一時中断する場面もあった。
再開後は、田丸が三日月蹴りを繰り出すと、奥村も同じ三日月蹴りで応戦。奥村はパンチだけでなく蹴りも交えながら攻撃を組み立て、豊富な手数で田丸にプレッシャーをかけた。
両者が狙う右ストレートのカウンターも、互いの攻撃のタイミングが重なる見応えのある展開となった。どちらかのカウンターがクリーンヒットすればダウンにつながりかねない緊張感が漂う。
相手の得意な攻撃や所属ジムのスタイルを意識しながら、互いに勝機を探る攻防が続いた。
▪️2Rに奥村が攻撃の幅で上回る 田丸は反撃の糸口を探る
2ラウンドに入ると、奥村選手の攻撃がさらに存在感を増した。
左ストレートのカウンターで田丸を後退させる場面をつくると、パンチのバリエーションを生かして攻め続ける。アッパーも織り交ぜ、スピードを使って攻撃の的を絞らせない。
単発のカウンターを狙う田丸に対し、奥村は手数と攻撃の変化で優位に立った。田丸は反撃の機会をうかがうものの、奥村の多彩な攻めに対応を迫られる時間が長くなった。
序盤から積極的に前へ出てきた奥村が、このラウンドでも試合の主導権を握った。
▪️3R 田丸が終盤に反撃も、奥村がリードを守り切る
最終ラウンド、田丸はサウスポーの構えから反撃を試みる。奥村も思い切りよく左のパンチを繰り出し、最後まで攻める姿勢を崩さなかった。
田丸は終盤にパンチをまとめて当て、奥村を後退させる場面をつくる。最終ラウンドで意地を見せたものの、ここから試合をひっくり返すには時間が足りなかった。
奥村は1、2ラウンドで築いたリードを守り切り、判定へと持ち込んだ。
▪️判定3-0で奥村が勝利 両者に150万円のボーナス
判定は3-0。奥村が田丸を下し、勝利を手にした。
勝敗を分けた大きな要因は、序盤2ラウンドで奥村が見せた積極性と攻撃の多彩さだった。前に出て倒しにいく姿勢を貫き、手数とスピードで田丸のカウンターを封じ込める時間をつくったことが、判定につながったといえる。
一方、田丸も最終ラウンドに反撃を見せ、最後まで勝負を諦めなかった。接戦となったこの一戦では、両者に150万円のボーナスが贈られた。
田丸辰「一つ殻を破って戦えたのが収穫」
試合後、田丸は奥村の強さを認めたうえで、自身の戦いについて振り返った。
「奥村選手、強かったです。かなり所属ジムも変わって、戦い方のスタイルにも迷走しているけど、一つ殻を破って戦えたのが収穫。次の試合も応援してくれたらうれしいです」
所属ジムの変化などを経て、自身のスタイルを模索するなかで得た手応えを語った田丸。敗戦のなかにも次につながる収穫を見いだし、今後の試合へ向けて前を向いた。
瞬刊モッツのむすび
奥村将真が見せたのは、序盤から積極的に前へ出て、手数と多彩な攻撃で勝機を引き寄せる戦いだった。田丸辰も最終ラウンドに反撃し、最後まで緊張感のある攻防を演じた。
結果は奥村の判定勝ち。それでも、両者に150万円のボーナスが贈られたことは、この一戦が見せた攻防と健闘を象徴している。
勝利を手にした奥村の今後の活躍に加え、敗戦から収穫を得た田丸が次戦でどのような姿を見せるのかにも注目したい。

