鈴木福さん人生初の金髪で新境地へ 主演ミュージカル『RENT』開幕「髪の毛からエネルギーをもらっている」 観客の人生を変える舞台に意欲
俳優の鈴木福さんが主演を務めるミュージカル『RENT』が
10月15日、東京・日比谷のシアタークリエで開幕した。
役作りのために人生で初めて金髪にした鈴木さんは、
外見の変化によって生まれた心境の変化を明かし、
新たな役柄への手応えを語った。
世界的に知られるロックミュージカルへの挑戦を通じて、
観客の心に深く残る舞台を届けることを目指す。
▪️人生初の金髪がもたらした変化 役柄への意識も高まる
鈴木さんが今回演じるのは、物語の中心人物であるマーク役。
役作りの一環として髪を金色に染め、これまでとは異なる姿で舞台に立つ。
本人は金髪について、作品が持つロックミュージカルの雰囲気を表現するうえでも効果を感じているという。「金髪のおかげで、胸を張って『行くぞ!』って感じ」と話し、髪色の変化が気持ちを前向きにするきっかけになったことを明かした。
さらに、「髪の毛から気分が変わるってよくいいますけど、エネルギーをもらっているなと思います」とコメント。外見を変えることが、役柄に向き合う姿勢や舞台に臨む気持ちにも影響しているようだ。
共演者からも、金髪にした鈴木さんについて「ちょっと性格変わった!」との声が上がったという。新しいヘアスタイルが、本人の気持ちだけでなく、共演者とのやり取りにも変化をもたらしている。
▪️「全部です!」と語る見どころ マークの生き方を舞台で届ける
開幕を迎えた鈴木さんは、出演者全員で初日を迎えられたことへの安堵と、作品を観客に届けられる喜びを口にした。
「みんなで初日を迎えられたという今の状況にホッとしている部分もある。やっとこのエネルギーを皆さんに届けられるかと思うと、ものすごくワクワクしています」
作品の見どころを問われると、「全部です!」と力強く回答。
自身が演じるマークについても、「『僕の全てを見てください』と言わんばかりに、マークが輝く」と表現した。
鈴木さんが大切にしているのは、役柄の魅力を一方的に伝えることだけではない。一瞬一瞬の演技に意味を込め、懸命に生きるマークの姿を観客に届けることだ。
「一生懸命に生きているマークがそこにいられるように、瞬間に宿るものを届けたい」
この言葉からは、物語の中で生きる人物を舞台上に存在させるため、一つひとつの場面を丁寧に積み重ねようとする姿勢がうかがえる。
▪️世界40カ国以上で上演された『RENT』に挑む
『RENT』は1996年に米ブロードウェーで初演され、ロングランを記録した作品だ。世界40カ国以上で上演され、日本では1998年に初演。長年にわたって各国の観客に届けられてきたミュージカルである。
日本でマーク役を演じてきた俳優には山本耕史さんもいる。多くの観客に親しまれてきた作品だからこそ、新たなキャストがどのような表現を見せるのかにも注目が集まる。
鈴木さんにとっても、今回の主演は単に役柄を演じるだけではなく、自身の表現力を舞台で発揮する機会となる。金髪という視覚的な変化に加え、作品が持つ音楽の力や登場人物たちの生き方を、どのように観客へ届けるのかが見どころとなりそうだ。
▪️「来てくれた人の人生を変える」舞台に込めた覚悟
鈴木さんは今作への思いについて、「僕たちの思いが舞台上に詰まっていると思います。僕たちも大切にやっていきますし、来てくれた人の人生を変えるくらいの気持ちで、挑んでいきたいです」と語った。
舞台芸術の魅力は、演者と観客が同じ時間と空間を共有することにもある。そこで生まれる感情や音楽、俳優の表現は、映像作品とは異なる形で観客の記憶に残る可能性がある。
鈴木さんが掲げた「人生を変えるくらい」という言葉には、作品を届ける側としての強い責任感と、観客一人ひとりに何かを持ち帰ってもらいたいという願いが込められている。

