ドジャース 屈辱の4連敗で終戦 大谷翔平選手が復活のPS1号3ランも実らず ワールドシリーズ3連覇の夢は潰える

2026.10.16
【©️Los Angeles Dodgers 】

ドジャースが、ワールドシリーズ3連覇を目指した戦いに幕を下ろした。

現地時間10月15日(日本時間16日)、本拠地で行われたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に敗れ、シリーズ4連敗で敗退。

歴史的な偉業への挑戦は、まさかのストレート負けで終わった。

 

大谷翔平選手は「1番・指名打者」で先発出場し、待望のポストシーズン1号となる3ラン本塁打を放った。4打数1安打3打点と一発で存在感を示したものの、チームの敗退を食い止めることはできなかった。序盤に築いたリードを守れず、終盤の好機も生かせなかったドジャース。連覇を重ねてきた王者にとって、悔しさの残るシリーズとなった。


 

▪️大谷翔平選手が待望のPS1号 約130メートルの豪快な3ラン

大谷選手の一発が飛び出したのは、2回2死一、二塁の場面だった。

相手右腕メイが投じた内角のカットボールを強振すると、打球はそのままスタンドへ。貴重な追加点となる3ラン本塁打に、本拠地のファンから大きな歓声が上がった。大谷選手はバットを放り投げ、三塁側ベンチに向かって雄叫びを上げながら走り出した。

打球速度は113.1マイル(約182キロ)、飛距離は428フィート(約130.5メートル)、打球角度は34度。大谷選手らしい圧倒的なパワーを示す一打だった。

レギュラーシーズンでは、8月18日のロッキーズ戦で30号本塁打を放って以来の一発。ポストシーズンでは、前年10月27日のワールドシリーズ第3戦以来となる通算12本目の本塁打となった。

長く待ち望まれていた一発が、重要な短期決戦の舞台で飛び出したことは、大谷選手にとっても大きな意味を持つ。しかし、試合は本塁打だけで決まるものではない。ドジャースはその後、ブルワーズの反撃を受け、リードを失っていくことになった。

 

▪️同点の好機で三振 ブルワーズ投手陣が大谷選手を封じる

本塁打で大きなインパクトを残した大谷選手だが、その後の打席ではブルワーズの投手陣に苦しんだ。

初回の第1打席は空振り三振。5回先頭で迎えた第3打席では、左腕ロメロの前に見逃し三振を喫した。さらに1点を追う7回1死三塁、同点に追いつく絶好の場面でも、左腕アシュビーに空振り三振に仕留められた。

これにより、大谷選手は今ポストシーズンで初めて1試合3三振を記録した。

4打数1安打3打点という成績のなかで、3ラン本塁打がチームにもたらした価値は大きい。一方、終盤の同点機で追加点を奪えなかったことも、ドジャースにとっては痛かった。

短期決戦では、一つの打席、一つの投球が試合の流れを大きく左右する。大谷選手が豪快な一発でチームを勢いづけた一方、ブルワーズは継投を通じて反撃の芽を摘み、試合終盤の主導権を握った。

 

▪️最大4点のリードを守れず ドジャース投手陣が反撃を許す

ドジャースが敗れた要因は、打線の決定力だけではない。序盤に築いたリードを守り切れなかった投手陣の展開も、勝敗を左右した。

先発のグラスノーは3回までブルワーズ打線をパーフェクトに抑える好投を見せた。しかし、4回にバウアーズの2点適時二塁打を浴び、相手に反撃のきっかけを与えた。

1点差となった5回1死一塁でグラスノーは降板。その後、救援陣もブルワーズの勢いを止められず、ベシアが押し出し四球を与えて同点に追いつかれた。

さらに6回には、4番手のスコットがミッチェルに勝ち越しの2号ソロ本塁打を許した。試合の流れはブルワーズへと傾き、ドジャースは追いかける展開に変わった。

打線も反撃を試みたが、得点圏に走者を進めながら決定打が出ない。9回にはディアスがハミルトンに右越えの1号ソロ本塁打を浴び、追い上げはさらに厳しくなった。

序盤のリードを守れず、救援陣も相手の勢いを止められない。打線も終盤の好機を得点につなげられず、攻守両面で課題が表れた一戦となった。

大谷選手の3ランで一度は優位に立ったドジャースだったが、試合を通して主導権を維持することはできなかった。リーグ優勝決定シリーズのような舞台では、リードを奪う力だけでなく、そのリードを守り抜く総合力が求められる。

 

▪️ワールドシリーズ3連覇ならず ヤンキース以来の偉業に届かず

ドジャースが目指していたのは、ワールドシリーズ3連覇という歴史的な記録だった。

ワールドシリーズ3連覇を最後に達成したのは、1998年から2000年まで3年連続で頂点に立ったヤンキース。ドジャースが今回の挑戦を成功させれば、球団の歴史に新たな金字塔を打ち立てることになった。

しかし、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズでは、まさかの4連敗。大谷選手の復活を印象づける3ラン本塁打も、チーム全体の流れを変えるには至らなかった。

一方、ブルワーズはドジャースを破り、ワールドシリーズ進出を決めた。長丁場のレギュラーシーズンを勝ち抜いた両チームの対決は、短期決戦ならではの緊張感に満ちたものとなった。

連覇を重ねてきたドジャースにとって、今回の敗退は大きな悔しさを残す結果となった。それでも、大谷選手が放った豪快な一発は、

最後まで勝利を諦めない姿勢を印象づけた。