速報【ONE SAMURAI 4】野杁正明 松倉信太郎 吉成名高がハイドレーション計量をクリア 吉成の対戦相手は再計量へ キャッチウェイトの可能性も

2026.10.16

格闘技イベント「ONE SAMURAI 4」に向けたハイドレーション計量が行われ、

野杁正明選手、松倉信太郎選手、吉成名高選手の3人が検査をクリアした。

一方、吉成選手と対戦するリファディン・マスドール(マレーシア)は、

ハイドレーション検査を一度で通過できず、再計量に臨むことになった。

 

大会に向けた準備が進むなか、注目を集めているのが吉成選手の一戦だ。

対戦相手が再検査を受けることになったため、試合がどのような条件で実施されるのか、今後の公式発表が焦点となる。キャッチウェイトでの開催となる可能性もあるが、正式な試合条件については主催者の発表を待つ必要がある。


 

■ 野杁正明、松倉信太郎、吉成名高が検査を通過

今回のハイドレーション計量では、

野杁選手、松倉選手、吉成選手が基準をクリアした。

ONE Championshipが採用するハイドレーション管理は、単に設定体重に達しているかどうかだけでなく、選手の水分状態も確認するための仕組みだ。過度な水抜きによる急激な脱水のリスクを抑え、選手の安全に配慮しながら試合に向けたコンディション管理を行うことを目的としている。

ただし、ハイドレーション検査の通過と、試合に必要なすべての計量条件を満たすことは同じではない。対戦カードごとの正式な成立条件については、体重の確認や主催者による最終発表も含めて判断する必要がある。

■ 吉成名高の対戦相手が再計量へ

今回、吉成選手の対戦相手であるリファディン・マスドールは、

タイトルマッチでありながら

ハイドレーション検査をクリアできず、制限時間内の約3時以内

13時に再計量を受ける予定となった。

再計量の結果によっては、試合条件の調整が必要になる可能性がある。

キャッチウェイトでの開催も考えられるものの、

再計量の結果や両陣営の合意、主催者の判断によって対応は異なるため、

現段階で試合条件が変更されたと断定することはできない。

ファンが注目すべきなのは、再計量の結果だけではない。試合が当初の契約体重で行われるのか、条件を変更して実施されるのかという点も、対戦の行方を左右する重要な要素となる。

 

■ 9月大会に続く計量問題 吉成名高にとって2大会連続の課題に

吉成選手を巡っては、前月の「ONE SAMURAI 3」でも、

対戦相手のハー・リン・オム(ミャンマー)が計量をクリアできず、

キャッチウェイトで試合が行われた経緯がある。

9月12日に横浜BUNTAIで開催された同大会で、吉成選手はONEのキックボクシングルールに初挑戦。ハー・リン・オムに判定3-0で勝利した。

対戦相手は当初の計量で規定を満たせず、

最終的には契約条件を変更したうえで試合が実施された。

今回の「ONE SAMURAI 4」でも、吉成選手の対戦相手がハイドレーション検査を一度で通過できなかった。前月に続き、試合直前の計量を巡って対戦条件の調整が必要になる可能性が浮上したことになる。

もちろん、今回のマスドールのケースと前回のハー・リン・オムのケースは、検査結果やその後の対応を個別に確認する必要がある。計量を一度で通過できなかったことだけをもって、選手の意図や姿勢まで断定することはできない。

それでも、王座を懸けた試合に向けて入念に準備してきた王者にとって、

対戦相手側の最初の計量状況によって試合条件が変わる可能性は、

見過ごせない問題だ。

 

■ キャッチウェイトでの開催はあるのか

ONE Championshipでは、ハイドレーション検査や体重計量で規定を満たせなかった選手についても、一定の条件のもとでキャッチウェイト戦を交渉できる仕組みを設けている。

同団体の公式説明では、通常の計量手続きで基準を満たせなかった場合でも、所定の条件を満たしたうえで、双方が合意すればキャッチウェイトで試合を実施できる場合がある。ただし、相手選手の安全性や水分状態などが考慮されるため、計量に失敗した時点で自動的に試合が成立するわけではない。

今回、マスドールが再計量を受ける予定であることから、まずはその結果が重要になる。再計量でも必要な条件を満たせなかった場合、キャッチウェイトでの開催が交渉される可能性はあるものの、試合の実施や契約条件の変更については、主催者の正式発表を確認しなければならない。

なお、ONEのルールでは、通常の計量手続きで基準を満たせなかった選手がキャッチウェイト戦を行う場合、条件に応じてファイトマネーの一部を対戦相手に譲渡する仕組みも定められている。

こうした制度は、選手の安全性を確保しながら試合実施の可能性を探るためのものだ。今回も規定に沿った判断が求められる。

 

■ 王者・吉成名高は2度目の防衛戦へ

吉成選手にとって「ONE SAMURAI 4」は、

ONEアトム級ムエタイ世界王座の2度目の防衛戦となる大切な試合

2025年11月に初代王者となった吉成選手は、2026年4月の「ONE SAMURAI 1」でソンチャイノーイ・ゲッソンリットを判定で下し、初防衛に成功。

さらに9月の「ONE SAMURAI 3」では、初めてキックボクシングルールに挑戦。

異なるルールへの適応を求められるなかで勝利を収め、

そして今週末に本来の主戦場であるムエタイで世界王座防衛に臨むことになった。

マスドールは、マレーシアから世界王座獲得を目指して日本に乗り込む挑戦者だ。王座を懸けた一戦は、両選手にとって重要な意味を持つ。

だからこそ、試合前の計量は競技の公平性と安全性を担保するうえで重要な手続きとなる。吉成選手が万全の状態でリングに上がり、当初予定されていた条件のもとで実力を発揮できるかどうかは、ファンにとっても大きな関心事だ。


【文:高須基一朗 瞬刊モッツ 編集部】