【ONE FF】政所 仁選手 わずかな手数の差で判定負け ソイルカスと最後まで互角の攻防
互いに攻撃を返し合う接戦 判定を分けたのはわずかな手数の差
「ONE Friday Fights 172」が9月25日、タイ・ルンピニースタジアムで行われ、ONEストロー級キックボクシングで政所仁選手(魁塾/RISEスーパーフライ級1位)がアルセン・ソイルカス選手と対戦。3分3Rの攻防を繰り広げた末、判定0-3で敗れた。
ただ、試合は一方的な展開ではなかった。3Rを通じて両者が攻撃を出し合い、相手の仕掛けに対してすぐさま攻撃を返す場面が続く接戦。最終的には、ソイルカス選手がジャブやミドルを中心にわずかながら手数を上回り、その差が3-0の判定につながった形となった。
▪️1Rから互いにカウンターを狙う展開
1R、ソイルカス選手は長い距離を生かした左ミドルや前蹴り、ジャブを繰り出す。対する政所選手は右インロー、右ローを軸に距離を詰めていく。
政所選手がローを蹴るタイミングに、ソイルカス選手が右ボディから左フックを合わせるなど、互いに相手の攻撃を見ながら打ち返す展開となった。
政所選手がジャブをブロックして右ローを返せば、ソイルカス選手は飛びヒザ蹴りで応戦。ソイルカス選手のワンツーを政所選手がバックステップでかわすと、すぐさま右ボディストレートを返すなど、攻防の切り替えが速い。
ソイルカス選手が飛びヒザ蹴りを見せれば、政所選手も飛びヒザ蹴りを返す。序盤から両者の技術がぶつかり合う接戦となった。
▪️2Rに政所選手が前へ出て攻撃を強める
2Rに入ると、ソイルカス選手が強い右ミドルハイを繰り出す。一方の政所選手は右ローを狙い、相手の連打もしっかりブロック。
政所選手は左フックから左アッパー、さらに右ストレートへつなげ、右ハイもヒットさせる。
さらに前へ出る政所選手は右フックから左アッパー、右ローと攻撃を重ねる。ソイルカス選手の右ハイが空を切ると、すぐに右カーフを返すなど、攻撃を受けても手を止めない。
ソイルカス選手が前へ出てくればサイドへ回り込みながら対応。政所選手がプレッシャーをかけ続ける中、両者の攻防はさらに激しさを増した。
▪️3Rも互角の攻防 最後まで手を止めなかった両者
最終3Rも前へ出たのは政所選手。足を上げ下げしてフェイントを入れ、ソイルカス選手が右ストレートを打ち込むタイミングに後ろ蹴りを合わせる。
ソイルカス選手の攻撃をブロックして右ローを返す政所選手に対し、ソイルカス選手もジャブとミドルを当てていく。政所選手は右ローからボディへの攻撃で応戦した。
終盤には、ソイルカス選手の左右フックをかわした政所選手が左ボディから右フック。さらに右ストレートで相手のガードを押し込むようにして体勢を崩し、左ボディにつなげる。
右フック、左アッパーもヒットさせ、政所選手は最後まで攻撃を続けた。
しかし、判定は0-3でソイルカス選手に軍配。
3Rを通して見ると、決定的な差が生まれた試合ではなかった。
その中で、ソイルカス選手がジャブやミドルを中心にわずかながら手数とヒット数で上回ったことが、判定を分けるポイントになった。
やはり海外で試合をする日本人ファイターは、
どんなことあれダウンを奪って明確な優越を印象づけることは必要なポイントだ。




