平野美宇選手 2週連続2冠へ前進 苦境から逆転で8強進出 佐藤瞳選手との再戦、木原美悠とのダブルスも4強

2026.9.12

 

 

卓球のWTTコンテンダー・パナギュリシテは

現地時間の11日、ブルガリアで女子シングルス2回戦などが行われ、平野美宇選手が8強入りを決めた。

平野選手はインドのバトラー選手とのフルゲームの接戦を3-2(8-11、11-6、10-12、11-4、11-7)で制した。ゲームカウント1-2と追い込まれながらも、第4ゲーム以降に攻撃の強度を上げ、逆転で勝利をつかんだ。

さらに木原美悠選手との女子ダブルスでも準々決勝を突破。シングルスとダブルスの両方で準決勝進出を争う位置まで勝ち上がり、2週連続でのタイトル獲得に向けて歩みを進めている。


 

▪️1-2から攻撃を崩さず、フルゲームを制す

バトラー選手との一戦は、序盤から互いにゲームを奪い合う展開となった。

平野選手は第1ゲームを8-11で落としたものの、第2ゲームを11-6で取り返す。

しかし第3ゲームは10-12と僅差で落とし、ゲームカウント1-2。あと1ゲームを落とせば敗退となる状況に追い込まれた。

それでも、ここで守勢に回ることはなかった。

第4ゲームでは序盤から積極的に攻撃を仕掛け、11-4で奪取。最終第5ゲームも立ち上がりから強烈なフォアハンドを打ち込み、攻める姿勢を鮮明にした。

中盤まで競り合いが続く中でもプレーの軸を崩さず、最後は11-7。3-2でフルゲームの接戦をものにした。

勝利を決めると、平野選手はガッツポーズ。最後は笑顔で両手を突き上げ、苦しい試合を勝ち切った喜びを表した。

 

▪️次はカットマン・佐藤瞳 過去の対戦成績は平野がわずかにリード

準々決勝で待つのは、カットプレーを武器とする佐藤瞳選手だ。

国際大会での対戦成績は平野選手の4勝3敗。最後の対戦となった2019年には平野選手が勝利している。

ただ、直近の国内大会では佐藤選手が上回った。今年1月の全日本選手権では、佐藤選手が4-0のストレート勝ちを収めている。

攻撃型の平野選手と、粘り強い守備から相手のミスを誘い、反撃につなげる佐藤選手。プレースタイルの違いも大きく、どちらが自分の得意な展開へ持ち込めるかがポイントになりそうだ。

平野選手にとっては、今年1月の全日本選手権で喫した完敗から、国際舞台で再び佐藤選手と向き合う一戦となる。

 

▪️木原美悠とのダブルスも4強入り

平野選手の好調さを示すもう一つの結果が、木原選手との女子ダブルスだ。

11日の準々決勝ではクロアチアのペアを破り、準決勝進出を決めた。

次の準決勝では、日本の横井咲桜選手、青木咲智選手のペアと対戦する。日本勢同士の対決となるだけに、決勝進出を懸けた一戦にも注目が集まる。

シングルスだけでなくダブルスでも上位に残ったことで、平野選手には二つのタイトルを同時に狙える状況が生まれている。

 

▪️先週はシングルス、ダブルスで優勝 2週連続2冠に挑戦

平野選手は前週、カザフスタンで開催された大会でシングルスを制し、WTTツアーでは3年ぶりとなる優勝を果たした。

さらに木原選手との女子ダブルスでもタイトルを獲得。シングルスとダブルスの2冠を達成していた。

そして今週も、両種目で上位進出を続けている。

シングルスでは8強、ダブルスでは4強。前週と同じ2種目制覇を実現するには、ここからさらに勝ち上がる必要があるが、少なくともその可能性を残した。

連戦の中でシングルスとダブルスを並行して戦いながら、どこまでコンディションとプレーの精度を維持できるかも重要になる。

 

▪️日本勢6選手が女子シングルス8強

女子シングルスでは、平野選手のほか、青木選手、横井選手、赤江夏星選手、長﨑美柚選手ら日本勢も準々決勝へ進出。

日本勢から6選手がベスト8に名を連ねた。

海外勢との戦いが続く国際大会で、日本勢が上位を占める展開となった。

平野選手にとっては、個人としての連勝を伸ばすだけでなく、前週に続く2冠という大きな目標が視野に入る大会だ。

シングルスでは佐藤選手との再戦。ダブルスでは日本ペアとの準決勝。二つの種目で異なるタイプの勝負が待っている。