RIZIN54=細川一颯選手がMMA初陣 直樹選手にTKO負け 左目が腫れるも最後まで闘争心切らさず前進「この経験を次へ」

2026.8.11

 

格闘技イベント「RIZIN.54」が
11日、東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催された。

第2試合では、BreakingDown(BD)で活躍してきた細川一颯選手がRIZIN初参戦。69キロ契約で直樹選手と対戦し、2R3分09秒、ドクターストップによるTKO負けとなった。

細川選手にとっては、MMAで新たなキャリアを踏み出す一戦。対する直樹選手は、キックボクシングで長く実績を残し、MMAでも経験を積んできた選手だ。


 

▪️1Rから直樹の魔法の右ストレート打撃

1R、両者ともオーソドックス。

直樹選手は前足への蹴りを使いながら距離を保ち、ワンツーから右ストレートをヒット。右ハイも繰り出し、細川選手の左目尻から出血させた。

細川選手は組み付いて反撃。コーナーへ押し込み、右ヒザを打ち込むと、グラウンドでもトップを取ってパウンドを放った。

直樹選手は下から腕十字を狙い、ヒジも返すなど応戦。細川選手が攻め込む場面もあったが、直樹選手は落ち着いて対応した。

1R終盤には細川選手の左目の腫れが目立ち、ラウンド終了後にドクターチェックが行われた。

 

▪️2Rに大きく腫れ上がった瞼でドクターストップ

2Rの開始時点で細川選手の左目は大きく腫れていた。

ドクターから「これ以上見えなくなったら止める」と告げられ試合は再開。

細川選手は中央を取り、右ローから前へ出る。

直樹選手は右ストレートに加えて右ヒジを織り交ぜ、細川選手の前進を止めにいった。

細川選手は組み付いてコーナーへ押し込み、ボディロックからテイクダウンを狙う。さらにグラウンドで攻め込んだが、直樹選手はコーナーを利用して立ち上がる。

細川選手がヒザを入れて攻撃を続けるなか、再びドクターチェック。

ここで即時にストップが告げられ、直樹選手のTKO勝ちが決まった。

試合後、直樹選手はリング中央で正座し、四方へ頭を下げた。

直樹選手は12歳まで剛柔流空手を学び、全日本大会で優勝。

2014年にRISEでプロデビューした。

2019年には初代スックワンキントーン・スーパーライト級王座を獲得し、

2021年には第7代RISEライト級王座を獲得。

025年からMMAにも挑戦し、奥山貴大選手をKOで破って初勝利を挙げた。

その後、敗戦も経験したが、2026年には黒井海成選手、

木下カラテ選手を相次いで撃破。今回の勝利でMMA戦績を3勝2敗とした。

対する細川選手は6歳から11歳まで極真空手を経験し、全日本大会で優勝。

2022年からMMAを始め、2023年には「喧嘩自慢100人」のトーナメント企画で頂点に立った。

BDでは才賀紀左衛門選手にKO勝ちするなど実績を重ね、

2024年12月にはYURA選手と対戦。

2026年6月には宇佐美正パトリック選手とも拳を交えた。

今回はBDのリングを飛び出し、RIZINでMMAデビュー。

経験豊富な直樹選手を相手に、最後まで前へ出続けた。

 

▪️直樹選手は・・・「年内にもう1試合」

試合後、直樹選手は細川選手の挑戦をたたえた。

「BreakingDownからこの場に上がって、このルールで戦った細川選手に大きな拍手をお願いします」

さらに「年内にもう1試合、挽回のチャンスをくれないですかね」と、

早くも次戦を希望。

勝利した直樹選手にとっては、MMAでさらに上を目指すための一歩。