ジョシュア・ヴァン vs アレシャンドレ・パントージャ UFC331メインイベントで再戦決定 「完全決着」に世界中のファンが熱狂 マネル・ケイプの王座挑戦は再び遠のく
UFCフライ級タイトル戦線に大きな動きが起きた。
現王者 ジョシュア・ヴァン と元王者 アレシャンドレ・パントージャ の再戦が、UFC331のメインイベントとして正式決定した。大会は9月19日(日本時間9月20日)に米国ロサンゼルスの Crypto.com Arena で開催される予定で、
フライ級王座を懸けた5ラウンドのタイトルマッチとなる。
今回の再戦決定について、ファンからは歓迎の声が相次いでいる。
その理由は、両者の前回対戦があまりにも短時間で終わり、
「本当の実力勝負を見たい」という期待が残された一戦だったためだ。
前回の対戦では、パントージャ選手が負傷するアクシデントにより、試合開始からわずか26秒で終了。ヴァン選手が王座を手にしたものの、本人自身も「完全な形で決着をつけたい」という思いを示しており、パントージャ選手への再挑戦の機会を望んでいた。
UFC最高峰の舞台では、勝敗だけではなく、ファンが納得できる内容も重要視される。
今回の再戦は、消化不良感を残した前回の結果を払拭し、真のフライ級王者を決める一戦として組まれた意味合いが強い。
海外MMAメディアでも、今回のマッチメイクは「パントージャに与えられるべき正当な再挑戦」として報じられている。前王者は長期間フライ級を支えた実績があり、
偶発的な負傷による敗戦だったことから、即時リマッチは自然な流れと評価されている。
一方で、この決定によって影響を受ける可能性があるのが、タイトル挑戦を待つコンテンダー陣だ。
そして、その有力候補の1人であるフライ級上位ランカーの マネル・ケイプ は。ここ数年、順番待ちが続いている。
ケイプ選手は以前から王座挑戦への強い意欲を示しており、
UFC公式も「タイトル挑戦の機会を狙う有力候補」として紹介している。
しかしながら今回、ヴァン対パントージャの再戦が決定したことで、ケイプ選手のタイトル挑戦は再び後ろ倒しになった。。
もちろん、UFCではランキングだけでなく、試合内容、ファンへのインパクト、対戦相手とのストーリー性など、複数の要素によってタイトル挑戦者が決定される。そのためケイプ選手が勝利を積み重ねれば、次期挑戦者候補として再浮上する可能性は十分にある。
それでも現在のフライ級戦線では、ヴァン対パントージャの完全決着が最優先事項となった形だ。
ヴァン選手はその後、平良達郎 選手とのタイトル防衛戦にも勝利し、
王者としての評価を高めている。
若き王者ヴァンが勢いを維持するのか。
経験豊富な元王者パントージャが王座を奪還するのか。
そして、その決着の先にケイプ選手ら次世代コンテンダーの
タイトル挑戦が待つことになる。
【文:高須基一朗】

