エジプト協会がFIFAに審判団の調査要請 アルゼンチン戦の判定に異議「公平性に疑問」

2026.7.9

FIFAワールドカップ(W杯)決勝トーナメント2回戦でアルゼンチン代表に敗れたエジプト代表を巡り、エジプト・サッカー協会が試合を担当した審判団の判定について、FIFA(国際サッカー連盟)に調査を要請したことを発表した。協会は判定の公平性に疑問があると主張し、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の運用も含めた検証を求めている。


 

エジプト代表は7日に行われたアルゼンチン代表との決勝トーナメント2回戦で、終盤までリードを保ちながらも、後半34分からアディショナルタイムにかけて3失点を喫し、逆転負けを喫した。

協会は8日に声明を発表し、「試合の流れに影響を与えた判定について、一貫性や公平性に重大な疑問が残る」と指摘。その後に公表した追加声明では、判定に関する調査を求めるとともに、VARを含む審判団の対応についてFIFAに説明を求めたとしている。

問題視されたのは、アルゼンチン代表MFによる決勝ゴール直前のプレーだ。エジプト側はファウルの可能性があったと主張している一方、この場面ではVARによる判定変更は行われなかった。また、エジプト代表が後半にネットを揺らした場面ではVARの結果、得点が認められなかったことから、判定基準の違いに疑問を呈している。

さらに、判定に抗議したエジプト代表の選手やスタッフに警告や退場処分が科されたことについても、協会は不満を示した。

試合後、エジプト代表のハッサン監督は判定への不満を口にし、「不当な扱いを受けた」とコメント。さらに、大会運営に対する自身の見解を述べたが、これらは監督個人の発言であり、現時点でFIFAがその主張を認めた、あるいは事実関係について公式な見解を示したとの発表はない。

一方で、エジプト・サッカー協会は同日、チームを16強進出へ導いたハッサン監督との契約を延長したことも発表した。現地メディアによると、新契約は2030年W杯までとなる見通しだ。

※本件はエジプト・サッカー協会および関係者による主張に基づく内容であり、判定の適否や事実関係についてFIFAによる最終的な判断は現時点で示されていない。