C・ロナウド選手に30日間の出場停止処分 ポルトガル連盟が罰金約4万5000円 監督との起用法を巡る対立が未だ沈静化せず
ポルトガルサッカー連盟は10月19日、代表合宿を離脱したクリスティアーノ・ロナウド選手(41)に対し、30日間の出場停止と255ユーロ(約4万5000円)の罰金を科すと発表した。ロイター通信などが報じた。
処分の背景には、ポルトガル代表のジェズス監督との間で生じた起用法を巡る対立がある。一方、ロナウド選手は処分を受け入れる姿勢を示し、代表チームでプレーを続ける意向も明らかにしている。今回の問題は、代表チームにおける選手と監督の関係、そして長年チームを支えてきた主力選手の扱いを巡る問題として注目され続けている。
問題の発端となったのは、9月27日のノルウェー戦だ。
ロナウド選手によると、調整のために欠場する予定だった同試合について、ジェズス監督から約30分間プレーするよう求められたという。出場に向けて準備を進めたものの、結果的に最後までピッチに立つことはなかった。
ロナウド選手は10月6日、自身のインスタグラムで声明を発表。監督がウォーミングアップを指示しながら起用しなかったことについて、記者会見で説明するとの約束も守られなかったと主張した。
一方、ジェズス監督はロナウド選手との間で出場時間を約束したことを否定している。双方の説明には食い違いがあり、起用を巡る認識の違いが対立につながったとみられる。
▪️代表合宿をボイコットで離脱 連盟が規律違反を認定
ロナウド選手は9月30日、ポルトガル代表の合宿を離脱した。代表チームを巡る問題が表面化するなか、同選手は連盟会長とも話し合いを行ったうえで、代表を離れる決断をしたと説明している。
ポルトガルサッカー連盟の規律委員会は今回、代表合宿を離脱した行為について規律違反を認定。30日間の出場停止と255ユーロの罰金を科した。
処分は連盟の規律規則に基づくもので、今回の判断ではロナウド選手に対する処分が正式に確定した。ただし、発表時点の報道では、停止期間が具体的にどの試合や活動に適用されるのか、すでに科されていた暫定的な出場停止期間がどのように算入されるのかについて、明確に示されていない。
▪️サポーターへの対応について謝罪 代表復帰にも含み
ロナウド選手は一連の問題について、自身の行動を受け入れ、処分にも従う姿勢を示している。
ノルウェー戦後にサポーターへのあいさつに加わらなかったことや、チームメートを残して合宿を離れたことについても謝罪した。そのうえで、処分を受けた後も代表チームでプレーする準備があると表明している。
また、ポルトガルサッカー連盟のペドロ・プロエンサ会長も、問題が解決した後のロナウド選手の代表復帰を望む考えを示している。
ロナウド選手はポルトガル代表の歴史を語るうえで欠かせない存在だ。
今回の処分によって代表での活動に影響が生じる一方、
連盟側も復帰への道を閉ざしているわけではない。
今後は処分期間の扱いに加え、ジェズス監督との関係が
どのように整理されるかが焦点となる。
代表復帰が実現した場合、チーム内での役割や起用法について、
双方がどのような形で折り合いをつけるのか。



