ドジャースが両リーグ最速50勝到達 大谷翔平選手が17号先頭打者弾 MLB通算300号まで残り3本

2026.6.23

【©️Los Angeles Dodgers 】

米大リーグ・ドジャースは22日(日本時間23日)、敵地ミネアポリスで行われたツインズ戦に2―1で勝利し、両リーグ最速で今季50勝に到達した。チームの勝利をけん引したのは「1番・DH」で先発出場した大谷翔平選手。初回に17号先頭打者本塁打を放ち、接戦を制する大きな一打となった。


大谷選手は初回、相手先発マシューズ投手のチェンジアップを完璧に捉えると、打球は右翼スタンドへ一直線。打球速度112.8マイル(約181.5キロ)を計測する強烈な一発となり、敵地ファンを騒然とさせた。

この本塁打は今季6本目の先頭打者アーチで、メジャー通算では30本目。

さらにメジャー通算300本塁打まで残り3本とし、大台到達も目前となった。

その後は投ゴロ、一ゴロ、併殺打と快音は続かなかったものの、9回2死一塁の場面では申告敬遠を受けた。勝負を避ける采配に対し、敵地スタンドからも大きなブーイングが起こるなど、大谷選手の存在感の大きさを改めて示した。

試合は1―1で迎えた6回、フリーマン選手が13号ソロ本塁打を放ち勝ち越しに成功。

これが決勝点となった。

一方、この日の勝利は打線だけでなく、首脳陣の戦略も光った。

ドジャースは相手上位打線に右打者が並ぶことを考慮し、救援右腕クライン投手を「オープナー」として起用。初回にバクストン選手へ同点ソロを浴びたものの、2回から登板した左腕ラウアー投手が圧巻の投球を披露した。

ラウアー投手は7回までの6イニングを投げ、3四球を与えながらも被安打ゼロ、無失点。ツインズ打線に反撃の糸口を与えず、ドジャースの勝利を強力に後押しした。

試合前、ロバーツ監督は「相手打線の最初の数人は強打の右打者が並んでいる。エリク(ラウアー)に長いイニングを投げてもらうための判断」と説明していたが、その狙いは見事に的中。投手運用の柔軟性が、シーズンを通じて高い勝率を維持するドジャースの強さを象徴する試合となった。

8回以降は救援陣が1点差を守り切り、チームは連敗を2でストップ。50勝到達一番乗りという結果は、ワールドシリーズ連覇を目指すチームの安定感を改めて示した。

勝利後、大谷選手は恒例となっているシャドーピッチングを行い、次回登板へ向けて調整。二刀流復活への歩みも着実に進んでいる。

もっとも、チームには不安材料も残った。右翼手タッカー選手が腰のけいれんで途中交代したほか、捕手ラッシング選手も脳しんとうの疑いで試合途中に退いた。

すでに主力捕手スミス選手や、T・ヘルナンデス選手、E・ヘルナンデス選手らが負傷離脱しているだけに、故障者の増加は今後の戦いに影を落としかねない。

それでも、大谷選手の一発と首脳陣の大胆な投手起用がかみ合ったドジャースは、メジャー全体で最も早く50勝へ到達。シーズン後半戦へ向け、リーグ優勝候補の存在感をさらに強めている。