嵐が26年半の旅路に終止符 東京ドームで“最後の5人”が見せた涙と笑顔

2026.6.1

国民的グループ「嵐」が5月31日、東京ドームでラストツアー「We are ARASHI」の最終公演を開催し、約26年半にわたる活動に幕を下ろした。1999年のデビューから数えて9756日。5人は最後の瞬間まで“嵐らしさ”を貫き、会場を埋め尽くしたファンへ感謝を届け続けた。


 

活動休止から5年。

新型コロナ禍で無観客となった2020年末のラストライブでは果たせなかった「直接ありがとうを伝える」という約束を、5人はついに実現させた。

ステージはデビュー曲「A・RA・SHI」からスタート。

「Love so sweet」「Happiness」「Monster」など数々の代表曲を含む全33曲を披露し、

3時間25分にわたって東京ドームを熱狂の渦に包み込んだ。

フィナーレを目前にした会場では、

嵐のライブでおなじみのコール&レスポンスが響き渡る。

「俺らの名前はなんだ!」

櫻井翔さんの呼びかけに、ファンは一斉に「嵐ー!」と絶叫。

5人は目を潤ませながら何度も「ありがとう」と言葉を重ねた。

ドームいっぱいに広がる5色のペンライトは、

26年半の歴史そのものを映し出していた。

東京ドームは、嵐にとって特別な場所だ。2007年に初の単独ドーム公演を成功させて以降、イベントを含め91公演を開催。

今回のステージは、2000年の初ライブから数えて595公演目という節目でもあった。

活動休止中は表舞台から距離を置いていた大野智さんも、この日は終始穏やかな笑顔を見せた。「生きてたよ〜!」と会場を沸かせると、櫻井さんも「ただいま!」と応じ、ファンからは割れんばかりの「おかえり!」が飛び交った。

ライブ中盤では、活動休止前に十分な形で披露できなかった「Whenever You Call」や「カイト」を有観客でパフォーマンス。ファンにとっても“待ち続けた時間”を埋めるような瞬間となった。

さらに、「Yes? No?」では若き日の映像とともに、かつて話題を呼んだ“千手観音”風の振り付けを再現。積み重ねてきた歴史をたどるような演出に、会場からは大歓声が上がった。

ライブ終盤、スポットライトに照らされた5人は、それぞれの言葉でファンへの思いを語った。

松本潤さんはメンバーと抱き合いながら、「26年半、マジで楽しかった」と涙を浮かべた。二宮和也さんは「30年間のジャニーズ人生を終えようと思います」と語り、

「最高だよ、大好き」とファンへメッセージを送った。

相葉雅紀さんは「何度生まれ変わってもこの景色は見られない」と声を震わせ、

大野さんは長い沈黙のあと、

「みんなで作り上げた嵐はこれからも生き続けます」と静かに語りかけた。

そして櫻井さんは、

「5人のままゴールテープを切れたことが何より」と万感の表情を浮かべた。