海人選手が因縁グレゴリアン戦がついに実現! 昨年は体重超過で消滅…「今度こそ」仕切り直しの決着戦=4.29 ONE日本大会
【ONE Championship 】
4月29日に東京・有明アリーナで開催される格闘技イベント『ONE SAMURAI 1』で、シュートボクシングのエース・海人(TEAM F.O.D)が、元GLORY王者マラット・グレゴリアン(アルメニア)と対戦することが決定した。フェザー級キックボクシング(70.3キロ契約、3分3R)で行われるこの一戦は、昨年3月に一度消滅した“因縁カード”の仕切り直しとなる。
両者は当初、昨年3月の約一年前に『ONE 172』で激突する予定だった。
しかしグレゴリアンが前日計量の規定時間内に現れず、さらに体重も約350グラム超過。キャッチウェイトでの交渉もまとまらず、試合は中止となった。
大会後にはONEのチャトリCEOが海人選手側を批判する発言を行い波紋を呼んだが、その後、海人選手本人と面会して、誤解が生じた点を謝罪。最終的にはONEと窓口となるシュートボクシング協会(日本国内の他団体)の関係も修復され、今回の再戦へとつながった。
あの騒動から約1年。
今度こそ、体重超過などのトラブルなく実現する決着戦として大きな注目を集めている。海人選手は「去年の3月に流れた試合なので、やっとできるなという気持ちです。圧倒して勝ちます。旗揚げ大会なので未来に残るいい試合をして、必ず勝つ」とコメント。シュートボクシングの公式Xでも「倒して圧倒的に勝つので楽しみにしていてください」と力強く宣言した。
この1年で両者のキャリアも大きく動いた。
海人選手はONE初陣でモハメド・シアサラニに敗れ、続くシュートボクシングではエンリコ・ケールにも敗戦。一時は連敗を喫したが、10月にペットマイを下して復調すると、11月にはケールへのリベンジに成功。さらに12月には元GLORY王者シッティチャイを破り、現在は3連勝と完全復活の勢いを見せている。戦績は62勝(26KO)9敗1無効試合。日本70キロ級トップとして、満を持してグレゴリアン戦に臨む。
一方のグレゴリアンは、2015年にK-1 WORLD GP初代スーパー・ウェルター級王座を3試合連続KOで制覇し、GLORYでも世界ライト級王座を獲得した世界屈指の強豪。ONEでも2度の世界タイトル戦を経験している。昨年11月の日本大会では安保瑠輝也に判定勝利。試合後、安保は「触れただけで相手をのけぞらせる身体の強さ。初めての体験」と語り、その規格外のパワーを証言していた。戦績は69勝(36KO)14敗1分1無効試合。
昨年は計量トラブルという思わぬ形で流れたカード。
だが今回は、舞台も日本大会の目玉カードとして整った。
“今度こそ”何事もなくゴングが鳴るのか。そして、海人選手は因縁の相手を倒して世界に存在感を示すことができるのか。

