樋口新葉選手、22年の競技人生に幕 女子フィギュアは世代交代の波…プロ転向で「新しい人生へ」
2022年の北京オリンピック団体銀メダルメンバーであるフィギュアスケート女子の樋口新葉選手(25)が9日、自身のインスタグラムを更新し、改めて現役引退を報告した。22年間続けてきた競技人生に終止符を打ち、今後はプロスケーターとして新たな道を歩むことを明かした。
女子フィギュア界では近年、若い世代の台頭が著しく、世界の舞台でも新星が次々と現れている。そうした時代の流れの中で、長年第一線を走り続けてきた樋口選手もついに競技の舞台から身を引く決断を下した。
この日、樋口選手はSNSで「この度、22年間続けたフィギュアスケート競技を引退いたしました」と報告。「今日は3月9日、サンキューの日です。これまで関わってくださったすべての方々へ感謝を込めて。本当にたくさんのサポート、応援をありがとうございました」とつづり、支えてきた人々への感謝を記した。
今季の開幕前から、今シーズン限りでの現役引退を表明していた。
2010年代から日本女子の中心選手として活躍し、力強いジャンプと豊かな表現力で国内外のファンを魅了。2022年の北京五輪では団体戦で銀メダル獲得に貢献し、日本女子フィギュアの歴史に名を刻んだ。
近年は女子フィギュア界全体で世代交代が進み、10代の新鋭選手たちが世界大会で存在感を示す時代となった。競技レベルの急速な進化の中で、長年トップを争ってきたベテラン選手が次々とリンクを去っていく流れも生まれている。
樋口選手もまた、その節目を迎えた一人だ。
今後については「これからはプロスケーターとして、社会人として新しい人生を進んでいきます」と説明。さらに「アイスショーでは、これまで以上におもしろいスケートをお見せできるよう頑張っていきたい」と意欲を示した。
「新しいことにもどんどん挑戦していきたい」とも語った25歳。
勝敗を競う銀盤には別れを告げたが、リンクの上で培った表現力と情熱は、これからも新たな舞台で輝きを放ち続ける。

