成田凌さん主演×沢尻エリカさん共演『#拡散』ノベライズ版が年内発売　プレジデント社が映画小説に初参入

2025.10.21

【©️2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE】

2026年2月に公開される注目映画『#拡散』（主演：成田凌さん／共演：沢尻エリカさん）の小説版『小説 #拡散』が、2025年12月10日に発売されることが発表された。

ビジネス誌で知られるプレジデント社が初めて映画ノベライズに挑む。

脚本を手がけた港岳彦氏が、自らの脚本をもとに書き下ろした同作は、

情報が人を飲み込む現代社会を鋭く抉る社会派サスペンス。

ネット書店ではすでに予約受付が始まっている。

■ SNS時代に問う「信じる」ということ

物語の舞台は、未知のウイルス流行後の世界。

富山で介護士として暮らす浅岡信治（成田凌さん役）は、ワクチン接種後に急逝した妻の死をきっかけに病院前で抗議を始める。

その姿がSNS上で瞬く間に拡散され、彼は時代の象徴のような存在へと押し上げられていく。

だが、その裏で人々の思惑が複雑に交錯し、信治自身も「拡散」という光の中で孤立していく。
“何を信じ、誰を信じるのか”。情報社会を生きる私たちに突きつけられる問いが、静かに胸に迫る。

■ ノベライズで描かれる、もう一つの「#拡散」

映画版では描かれなかった登場人物たちの過去や心理描写が、小説版ではより丁寧に掘り下げられている。脚本家本人によるノベライズだけに、映画の映像美と脚本の奥行きが融合した「二重構造の体験」が楽しめる内容だ。

プレジデント社は今回の刊行を「映像と活字の融合を通じて新しい物語体験を提案する試み」と位置づける。ビジネス書のイメージが強い同社にとって、エンターテインメント領域への進出は象徴的な一歩となる。

■ 書籍情報

タイトル：小説 #拡散
著者：港岳彦
原案：白金（KING BAI）
発売日： 2025年12月10日（水）
価格（予価）： 1,650円（税込）
仕様：四六判・並製／256ページ
ISBN： 978-4-8334-2588-9
Amazon予約ページ： https://www.amazon.co.jp/dp/4833425882

■ 著者・港岳彦氏とは

宮崎県出身。

映画『あゝ、荒野』『正欲』『アナログ』などで人間の内面をえぐる脚本を手がけ、映像業界では「心の闇を言語化する脚本家」として知られる。近年はドラマ『仮想儀礼』『I,KILL』など話題作を連発し、社会の裏側を見つめる作風に定評がある。

■ 映画『#拡散』