横山裕さんと渋谷すばるさん、元・関ジャニ∞の2人が6年9か月ぶり共演 絆で実現した“歌の再会”「ヨコがきっかけを」
SUPER EIGHTの横山裕さんと、ソロアーティストの渋谷すばるさんが
5日、東京ガーデンシアターでツーマンライブ
横山裕×渋谷すばる」の最終公演を行った。
9月の神戸公演に続き、全5公演で約3万5000人を動員。
関ジャニ∞(現SUPER EIGHT)時代の盟友2人が、
約6年9か月ぶりにステージ上で“歌い合う”形で再会した。
渋谷さんは2018年にグループを脱退後、音楽活動の拠点をソロへ移行。
一方の横山さんは今年6月、ソロアルバムを発表し、15年ぶりとなる全国ツアー『ROCK TO YOU LIVE TOUR』を敢行。
その延長線上として「武者修行の総仕上げ」と位置づけた今回の対バンを提案したという。
オープニングは横山さんのソロステージから。ギターを手に『ロックスター』『存在意義』など、自作のロックナンバーを次々と披露。
「今日が一番幸せって言えるライブをやるから。全力でかかってこい」と観客に語りかけ、場内の熱気を一気に引き上げた。MCでは「今日という日を脳裏に焼きつけて帰ってほしい」とファンに呼びかけ、「悔いのないように出し切る」と誓った。
ライブ終盤には、「あいつの覚悟がなかったら今の俺はいない」と渋谷への思いを語り、「自分を信じてこそ、人を信じられる」とメッセージを送った。ラストの『ど真ん中』を熱唱し、「この後、俺の友達が最高のステージを見せてくれる」と言葉を残してバトンを託した。
続いて登場した渋谷は、アカペラで『人間讃歌』を歌い出し、会場を静寂と緊張感で包み込んだ。その後は『Lov U』『アオ』などを軽快に披露し、観客とクラップで一体感を作り上げた。
「最高のバトンを受け取ったので、自分のベストを尽くします」と語り、「どんな時も、ありのままのあなたで生きてください」と呼びかけて『さらば』を熱唱。涙をぬぐうファンの姿も見られた。
中盤では、ニューアルバム収録曲『Final Note』をサプライズ初披露。
「この日に歌いたかった」と語り、観客から大きな歓声が上がった。終盤は『爆音』『ワレワレハニンゲンダ』など、迫力あるロックメドレーで会場を揺らした。
アンコール前、渋谷さんは今回の共演について「ヨコの熱い思いがなかったら実現していなかった。心を動かされた人がたくさんいた」と感謝。
「僕と横山裕でしかできないライブを届けられたと思う」と振り返った。
ラストの『Sing』では「歌が必要だ、この世界に」とのフレーズを観客と共に歌い上げ、再会の夜を締めくくった。