ダルビッシュ有投手、無念の最短降板 去就に含みも「まだ何も考えていない」

2025.10.3

【©️Padres 】

サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手(39)が、ポストシーズンで苦しい結末を迎えた。2日(日本時間3日)のカブスとのワイルドカードシリーズ第3戦に先発したものの、初回をしのいだ直後の2回に連打と死球で満塁のピンチを背負い、続く打者に適時打を浴びて失点。結局、一死も取れずにマウンドを降りる自己最短の降板となった。

 

試合後、ダルビッシュは「すごく残念。1球目から全力でいったつもりだったが…」と悔しさをにじませつつも、「みんな仲良く1つになって戦えた素晴らしいチームだった。お互いに支え合ってここまで来られたことに感謝している」と振り返った。

今季は度重なる故障に苦しみ、最終成績は5勝5敗、防御率5.38。

それでも、日本人投手最多となる日米通算204勝に到達したが、衰えを指摘する声も少なくない。

来季以降の去就について問われると「これからしっかり体を整えたい。まだシーズンが終わったばかりなので、まったく何も考えていない」と言葉を濁した。

 

メジャー挑戦から14年。

積み上げてきた実績と経験は揺るぎないが、

39歳という年齢、そして今季の成績を踏まえれば、

キャリアの岐路に立っていることは間違いない。