RISE 那須川龍心選手、衝撃のスーパーフライ級転向初戦!ランキング1位・政所を豪快ダウン葬「花岡竜、覚悟しておけ」
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新章の幕開けは、いきなりの衝撃劇だった。RISE第3代フライ級王者・那須川龍心(TEAM TEPPEN)がスーパーフライ級転向初戦でランキング1位の政所仁(魁塾)を相手に堂々の判定勝利。初回には切れ味鋭い左フックでダウンを奪い、会場をどよめかせた。試合後マイクでは、王者・花岡竜に向けて「覚悟してください」と堂々宣戦布告。18歳の若き獅子が、上の階級でも猛威を振るい始めた。
■初回、稲妻のような左フック
開始早々から政所は持ち味の多彩な攻撃で前に出る。しかし龍心は慌てない。鋭いジャブで距離を測り、タイミングを見計らって放ったのは左フック。わずかな隙を突かれた政所の動きが一瞬止まり、そのままダウンを宣告された。観客席からは悲鳴と歓声が同時に上がる。
「効いていない」という表情で立ち上がった政所だが、龍心はその後も左アッパー、ジャブ、ローと手数を止めない。1R終了時点で主導権は完全に移っていた。
■中盤も譲らぬ攻防
2R、政所は右ハイやカーフで反撃を試みるが、龍心はジャブからワンツー、そして左フックのダブルで応戦。ヒザ蹴りも織り交ぜ、距離を潰しながらポイントを重ねていく。スピードと精度で勝る龍心に対し、政所も打ち返すが、有効打ではやや劣勢となった。
■最終ラウンドも冷静さ崩さず
3R、政所はボディ攻撃で活路を探るが、龍心はジャブと右ストレートで迎撃。バックハンドブローにもひるまず、最後まで打ち合いに応じる。政所は観客を煽るように「カモン」ジェスチャーを見せるが、龍心は無駄に熱くならず、確実にヒットを奪い続けた。
試合は3-0の判定で龍心が勝利。スーパーフライ級デビュー戦でランキング1位を撃破する完璧な結果となった。
■試合後マイクは王者へ挑戦状
「自分のキャリアの中で一番キツい戦いでした。でも、この一戦で2試合分の経験を積めたと思います。階級を上げて一発目でランキング1位に勝ったので、そろそろタイトルマッチも近いでしょう。花岡選手、自分のことをナメているなら覚悟してください」
さらに「ベルトには巻いた者にしか分からない秘密がある。51.5kgの選手は死にもの狂いで獲りに来い」と、挑戦者たちへのメッセージも飛ばした。