UFC平良達郎選手、再起戦で無敗の刺客と激突へ “フィニッシャー”パク・ヒャンソンとメインで対峙

2025.7.29

8月2日(現地時間)ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される『UFCファイトナイト』のフライ級メインイベントで、注目のカード変更が発表された。

 

当初、平良達郎(25=THE BLACK BELT JAPAN)はフライ級の実力者アミル・アルバジ(31=イラク)との一戦が予定されていたが、29日、UFCはSNSを通じてアルバジの欠場を正式に発表。代役として、韓国の無敗ファイター、パク・ヒャンソン(ROAD TO UFCシーズン1フライ級王者)との対戦が急遽決定した。

UFCは「アルバジが欠場し、ROAD TO UFC優勝者である無敗のパクが代役出場。

9連続フィニッシュの更新を狙う」とコメント。

まさに“秒で終わる”可能性もある危険な一戦となった。

 

▪️無敗の韓国ファイター、パクとは何者か?

10戦全勝(4KO・5一本)という驚異的なフィニッシュ率を誇るパクは、2022年の『ROAD TO UFC』で鮮烈な優勝を飾り、その後も破竹の勢いで白星を重ねてきた。“試合を判定に持ち込まない”そのスタイルは、見る者に強烈な印象を残す。

しかも今回は、急なオファーにもかかわらず主役級の舞台に登場。韓国格闘技界のホープが、再起をかける日本の若きエースに立ちはだかる構図だ。

【平良選手Instagramより画像】

平良達郎選手にとっては、王座挑戦へ─絶対に落とせない戦い

一方の平良は、修斗世界王者としてUFCに乗り込み、7連勝をマーク。瞬く間にフライ級トップ戦線へと駆け上がった。だが昨年10月、ブランドン・ロイバルとのタイトル前哨戦で惜しくも判定負け。キャリア初黒星を喫し、ここからの再浮上が求められている。

SNSでは「相手は変わったが、やるべきことは同じ。誰が相手でも倒す」と決意を表明。チームとともに既にラスベガス入りし、入念な調整を進めているという。

プロ通算戦績は17戦16勝(5KO・7一本)1敗。再び王座戦線へ名乗りを上げるには、この試合の勝利が絶対条件だ。