UFC顔役の1人 ダスティン・ポワリエが、激闘の末・・・ホロウェイに敗れ引退表明「この旅に感謝」
【©️UFC】
2025年7月19日(日本時間20日)、米ルイジアナ州スムージー・キング・センターで開催された『UFC 318: Holloway vs. Poirier 3』。ライト級BMF王座を賭けた注目の一戦は、地元ルイジアナ出身のダスティン・ポワリエ(36)がマックス・ホロウェイ(33)に判定で敗れ、36歳のポワリエは現役生活に幕を下ろした。
今回の対戦は両者にとって3度目の激突。
2012年のUFCデビュー戦ではポワリエが一本勝ち、2019年の暫定ライト級王座決定戦ではポワリエが判定勝利を収めていた。
今回のタイトルマッチは、互いに打撃とグラップリングを織り交ぜた
激しい攻防が5ラウンドにわたり展開された。
試合は初回から激戦となり、ポワリエは地元ファンの声援を背に攻め込むも、ホロウェイの鋭い右ストレートでダウンを奪われる場面も。しかし、その後も両者が互角に打ち合い、終盤まで勝負の行方は分からない展開が続いた。最終ラウンドでは打ち合いを呼びかけるホロウェイに応じ、最後まで激しい殴り合いを演じた。
判定は3-0(48-47、49-46×2)でホロウェイが王座を防衛。
試合後、ホロウェイは「このベルトが俺を世界の舞台に連れて行ってくれる。ダスティンは本当に強く、尊敬すべきファイターだ」と敬意を示した。
一方、敗れたポワリエは「この試合は自分にとって特別な意味があった。ファンやUFC、そして家族に感謝している。夢を追い続けることで、こんなに多くの人に影響を与えられるとは思わなかった」と引退を表明。最後に「この旅を続けられたことに感謝している」と述べ、ファンへ深い感謝の気持ちを示した。
グローブをマットに置き、リングを去ったポワリエ。
彼のキャリアは数々の名勝負を生み、米MMA界にその名を刻んだ。