【©️ONE Championship,】

格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」の『Friday Fights 116』が18日、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催され、女子アトム級（－115ポンド＝約52.16キロ）のMMAマッチに出場した三浦彩佳（34＝TRIBE TOKYO MMA）が、ジュリアナ・オタロラ（29＝コロンビア）に1R3分53秒、得意の肩固めによる一本勝ちを収めた。三浦にとってこれがONEでの5連勝となる。

立ち上がりから主導権を握った三浦は、開始直後に組み付くと、そのまま寝技へ移行。得意のポジショニングからパンチを重ねつつ、最後は“あやかロック”と呼ばれる自身の代名詞ともいえるけさ固め式の腕がらみを極め、オタロラからタップを奪った。試合を通して一切の隙を見せず、内容も結果も圧倒的だった。

この勝利により、三浦には11月に予定されているONE日本大会での世界タイトル挑戦権が与えられることが決定。対戦相手は現アトム級世界王者のデニス・ザンボアンガ。過去、ストロー級で王座戦を経験しながらも戴冠を逃した三浦にとって、再び訪れたタイトル獲得の好機である。

試合後のマイクでは、涙を浮かべながら次のように語った。

「以前、ストロー級のタイトルマッチでは敗れてしまい、ベルトは私の手元にはありませんでした。今回こそは、アトム級で“忘れ物”を取り返します。日本大会という大きな舞台で挑戦の機会をいただけることに心から感謝しています」

次節、アトム級の頂点を奪取できるか！？