中森明菜さんが“ぶりっ子VTuber”役で声優に挑戦!「あらいぐま カルカル団」で意外な一面を披露
【©️あらいぐまカリカル団 製作委員会】
歌手・中森明菜さんが、読売テレビで放送中のショートアニメ『あらいぐま カルカル団』(毎週木曜深夜0:54〜)で声優に初挑戦することが発表された。演じるのは、東京都清瀬市出身という設定の国民的VTuber「ボーカル」役。キュートでぶりっ子なキャラクターに、中森が独特の魅力で命を吹き込む。
▪️ミステリアスな歌姫が“真逆”の役柄に挑戦
中森にとって、声優は1992年のアニメ映画『走れメロス』以来、実に2度目の挑戦。しかも今回は、可愛らしいピンクがトレードマークのVTuberという真逆のキャラクターだ。
「すごくかわいらしくて、私とは真逆なイメージ。でも台本を読んでいてとても楽しかったです」と、意外性を楽しんでいる様子。作中では「飾りじゃないのよ涙は〜♪」といったおなじみの歌声を、“ボーカル”風に披露する場面も用意されているという。
▪️声優現場に緊張も…「汗が止まりません」
アフレコに臨む心境については、「声優の皆さんと並んでの収録と聞いて、今は汗が止まりません(笑)」と本音を明かす。「私は早口が苦手で、最初は別撮りかと思っていたんですけど…違いました(笑)」と緊張しながらも、現場での新しい挑戦を前向きに楽しんでいる。
子どもの頃は近所の子どもたちの面倒をよく見ていたといい、「子どもたちが喜ぶような声や遊び方は心得ているつもり。『うりゃ!』なんて言いながら楽しく演じられたら」と語った。
▪️思い出のアニメは「サザエさん」「カルピス劇場」
VTuber役を演じる中森だが、実生活では「VTuberもYouTubeも全く分からない」と苦笑。「携帯を持ち始めたのもここ2年くらい」と語る中森が子どもの頃に夢中になっていたのは『アルプスの少女ハイジ』や『母を訪ねて三千里』といった“カルピス劇場”シリーズや『サザエさん』だったという。
「“サザエさん”のイントロが流れると、テレビにかじりついて見ていました。でも、裏番組の相撲にチャンネルを変えられてしまうことも多くて(笑)」と、懐かしい思い出も語ってくれた。
▪️アニメPが語る起用理由「昭和のアイコンに、令和の象徴を」
『あらいぐま カルカル団』は、1977年放送の『あらいぐまラスカル』のスピンオフながら、世界征服を目指す5人のエリート動物たちが繰り広げるオリジナルのコメディ。わずか1分の本編と30秒のエンディングという、斬新な構成が特徴だ。
プロデューサーは中森の起用について、「VTuberという令和を象徴するキャラクターを、昭和を代表するアイドルに演じていただくことで、最大限のギャップと驚きを生みたかった」と語る。中森に台本を見せたのは今年1月頃。「ダメ元でオファーしたら、まさかのOKをいただけた」と明かす。
▪️今後の目標は「“楽しい”を届けられる存在に」
今回の出演をきっかけに、新たな一歩を踏み出した中森。今後について「歌に限らず、声優でも、皆さんのご期待に応えられるならどんなことでも挑戦したい。『中森に頼んだけどダメだった』なんて言われたらすぐ謝ります(笑)」と真摯に語る。
最後に、ファンへ向けてのメッセージも。
「びっくりされた方も、がっかりされた方もいるかもしれませんが、少しでも楽しんでいただけるように頑張ります。どうぞご期待ください」
国民的アイドルが演じる“ぶりっ子VTuber”。そのギャップに、多くの視聴者が心を奪われることになりそうだ。