初ライブ「N/A」始動に万感の思い

歌手・赤西仁と錦戸亮による共同音楽プロジェクト「N/A」が、待望の初ライブ『N/A LIVE 2025 THE MEN IN THE ARENA』を開催した。6月21日・22日に神奈川・ぴあアリーナMMで行われた本公演では、2人が2005年にNHK「ザ少年倶楽部」で披露したKinKi Kidsの名曲「愛のかたまり」を、実に20年ぶりにパフォーマンス。長年のファンにとっては涙なしでは見られない、感動のサプライズとなった。

▪️半年にわたる交渉が実現させた「奇跡の再演」

今回の楽曲披露にあたり、2人は半年前から「愛のかたまり」の権利関係について粘り強く交渉を重ねていたという。2005年の共演以来、ファンの間では“伝説のデュエット”として語り継がれてきたこの一曲。イントロが流れた瞬間、SNS上には「崩れ落ちた」「イントロで泣いた」「20年越しの“愛かた”は反則」といった感極まった投稿が相次ぎ、トレンド入りするほどの反響を呼んだ。

▪️コロナ禍で延期を経て、5年越しの初ステージへ

「N/A」は2019年にプロジェクトとして始動し、当初は2020年にライブ開催が予定されていた。しかし新型コロナウイルスの影響により中止を余儀なくされ、今回のライブは5年越しの実現となった。

ステージでは、ユニットの1stアルバム『NO GOOD』（2020年発売）からの楽曲をはじめ、赤西のKAT-TUN時代のソロ曲「ムラサキ」、錦戸の関ジャニ∞やNEWS時代の代表曲「code」など、ファン待望のナンバーが惜しみなく披露された。

▪️海外展開・ドキュメンタリー放送も決定

さらに、プロジェクトの次なる展開として、7月7日にはハワイ・シルク・ドゥ・ソレイユ常設会場にてアフターパーティ『”THE MEN IN THE ARENA” After Party in HAWAII』を開催予定。また、WOWOWでは9月・10月に横浜公演の模様と舞台裏に迫るドキュメンタリー映像が放送されることも決定している。

2人が約20年にわたり歩んできたキャリアの節目を彩る今回のライブは、単なる“再会”ではなく、“再始動”を告げる象徴的なステージとなった。