MLB▶︎菅野智之投手、冷静なマウンドさばきで存在感 対戦した打者・吉田正尚選手から2三振、勝利投手逃すもチームは劇的3連勝
2025.8.20

【©️Baltimore Orioles】
オリオールズの菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、敵地フェンウェイパークで行われたレッドソックス戦に先発登板。
5回1失点(自責0)と試合をしっかり作り、チームの勝利に大きく貢献した。
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初回、2死一、二塁のピンチで打席に迎えたのは吉田正尚選手。
フルカウントから外角低めに鋭く沈むスプリットを投げ込み、空振り三振を奪取。
以降も相手の主軸を封じる冷静な投球を続けた。
3回には二死二、三塁の場面で「ディスエンゲージメント違反」によるボークで不運な失点を喫したものの、崩れることなく持ち味の制球力を発揮。結局、5回85球を投げ切り、無四球で3奪三振と安定感を示した。吉田とはこの日2度の対戦で連続三振を奪うなど、勝負所での集中力も光った。
勝利投手の権利を得て降板したものの、リリーフ陣が同点に追いつかれ11勝目はならず。
それでもチームは延長11回に勝ち越し、3-4で競り勝ち。
菅野の粘投が結果的に逆転勝利の土台を築いた。
今季はここまで10勝5敗、防御率3.97。
