マリナーズの若き大砲カル・ローリー、33号本塁打でメジャートップ独走!大谷翔平を大きく引き離す勢い

2025.7.1

【©️seattle mariners,】

MLBマリナーズのカル・ローリー捕手が快進撃を続けている。

7月1日(日本時間)、本拠地でのロイヤルズ戦に「3番・捕手」として先発出場し、7試合ぶりとなる33号ソロホームランを放った。この一発でメジャーリーグの本塁打ランキングで単独トップに躍り出た。

ローリーの本塁打数は、2位のヤンキース・アーロン・ジャッジを3本引き離す圧倒的な数字。6月までの33本は史上3位タイのハイペースであり、早くもバリー・ボンズが2001年に記録した前半戦最多39本越えも現実味を帯びてきた。

この日の一発は7回、4点リードの場面で相手左腕投手のナックルカーブを見事に捉え、右中間スタンドへ運んだ。打球速度は103マイル(約166キロ)、飛距離約120メートル、角度31度の完璧な一撃だった。

さらにローリーはこの試合で犠牲フライも記録。これにより打点も71に到達し、メジャー最多打点ランキングでも鈴木誠也(カブス)を上回って単独トップに立った。

ナ・リーグ首位の大谷翔平(ドジャース)に対しても本塁打で4本差をつけ、圧倒的な存在感を放っている。

28歳のローリーは今季、6年総額約151億円の大型契約でマリナーズと再契約。スイッチヒッターとして球宴前最多本塁打記録も更新し、オールスターではホームランダービー出場を表明するなど、長距離砲としての地位を確固たるものにしている。

また捕手としては歴代最高ペースを記録中で、1970年ジョニー・ベンチの28本を大きく上回る。2021年にサルバドール・ペレスが樹立した捕手最多本塁打記録48本の更新も視野に入れ、シーズン後半の活躍に注目が集まっている。

マリナーズの若き大砲は今、MLBを席巻し、かつての伝説たちと肩を並べる偉業へと歩みを進めている。