京都精華学園、109-15の衝撃勝利で準決勝進出 NBA新設大会で女子バスケが圧巻の存在感

2025.6.27

【©️NBA Rising Stars Invitational】

 

6月26日、シンガポールで開催中の『NBAライジングスターズ・インビテーショナル』女子予選グループにて、京都精華学園高校(京都府)がマレーシアのヒンファ高校を109-15で下し、準決勝進出を決めた。

 

今大会はNBAが新たに創設した高校生対象の国際大会。アジア太平洋地域から11カ国の男女チームが一堂に会し、日本からは男子の福岡大学附属大濠高校(福岡県)と女子の京都精華学園高校が出場している。

京都精華は初戦の勝利に続き、この日も立ち上がりから全開。吉田ひかり、金谷悠加、ンガルラムクナリヤ、石渡セリーナ、坂口美果の5人がスタートに名を連ねると、序盤から主導権を掌握。リヤ・オディアカウェルリッツがレイアップで先制し、満生小珀や坂口の3ポイントも決まるなど、開始4分で16-0と相手を圧倒した。

前半は36-6、30-7と各クォーターで30点超えの猛攻。第3クォーターは21-0と一方的な展開を演出し、最終クォーターも22-2と抜かりなし。最終スコアは今大会初の100点超えとなる109-15。圧巻のパフォーマンスでグループ首位通過を果たした。

個人スタッツでもリヤがチーム最多20得点を記録し、13得点の谷彩南、12得点の吉田ひかり、フェリックス・チヂマクララ、石綿文、さらに12得点10リバウンドのダブルダブルを達成したリヤを含む計6人が2桁得点をマーク。層の厚さと高い完成度を証明する試合内容だった。

一方、男子の福大大濠も順調に勝ち上がっており、日本勢は男女そろって28日の準決勝に進出。