UFCにてモラレスが無敗のまま18連勝達成!バーンズを1R豪快KO

2025.5.18

【UFC】モラレス、無敗のまま18連勝達成!バーンズを1R豪快KO

【©️UFC】

総合格闘技イベント『UFCファイトナイト・ラスベガス106』が、5月18日(日本時間)に米ネバダ州ラスベガスで開催され、メインイベントではウェルター級12位のマイケル・モラレス(25=メキシコ)が同8位のギルバート・バーンズ(38=ブラジル)と対戦。モラレスは1ラウンド、右フック一閃でバーンズをマットに沈め、全勝記録を18に伸ばす鮮烈な勝利を飾った。

■豪快な一撃でランキング上位を撃破

無敗のモラレスが、元タイトル挑戦者でありグラップリング界の名手バーンズを、持ち前の打撃力で圧倒した。試合は序盤から緊張感が走る展開となったが、モラレスはリーチを生かしたジャブとカーフキックで距離をコントロール。テイクダウンを狙うバーンズの動きを読み切ると、強烈な右フックでダウンを奪い、追撃のパウンドでフィニッシュした。試合時間はわずか1ラウンド3分39秒だった。

この勝利でモラレスはUFCで6連勝、通算18戦18勝(13フィニッシュ=12KO・1一本)。試合後には「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」も受賞し、その名をさらに世界に印象づけた。

■“寝技の鬼”バーンズ、まさかの4連敗

一方、敗れたバーンズはグラップリング界で数々の栄冠を手にしてきた実力者。過去にはUFCタイトルにも挑戦しており、柔術世界選手権、ノーギ世界選手権などの王者でもある。ここ最近はベラル・ムハマッド、ジャック・デラ・マダレナ、ショーン・ブレイディら強豪との連戦が続き3連敗中だったが、今回で4連敗となり、キャリアにおいて大きな転機を迎えている。

■試合展開:バーンズのテイクダウン狙いを封じたモラレス

1R序盤、モラレスは冷静に距離を取り、バーンズのテイクダウン狙いにカウンターを合わせる構え。リーチの長さを活かして先手を取ると、左右のフックで徐々にプレッシャーをかける。テイクダウンを試みたバーンズだったが、モラレスはすぐに立ち上がり逆に攻勢へ。そこからは一方的な展開となり、右フックで崩した後は怒涛のパウンドラッシュ。レフェリーが試合を止めた。今回の勝利で、モラレスはランキング上位に一気に食い込む可能性が高まり、今後のマッチメイクにも注目が集まる。全勝を守った勢いそのままに、次なるターゲットはトップ5か、それともタイトル挑戦か。