前田健太投手、カブスとマイナー契約 メジャー復帰なら鈴木誠也&今永昇太と再タッグも

2025.5.16

【Credit: Troy Taormina-Imagn Images】

米メジャーリーグ・タイガースを自由契約となっていた前田健太投手(37)が、シカゴ・カブスとマイナー契約を結んだことが、現地時間15日(日本時間16日)に明らかになった。関係者によると、前田投手はすでにカブス傘下の3Aアイオワ・カブスに合流し、先発登板に向けた準備を進めているとのこと。

 

▪️メジャー復帰なら“日本人トリオ”が実現

前田投手がカブスでメジャー昇格を果たせば、同じチームに所属する鈴木誠也外野手、今永昇太投手と共に、豪華な日本人3選手がカブスで合流する。

特に鈴木選手とは、過去にプロ野球・広島東洋カープで一緒にプレーしており、

約10年ぶりの“再会タッグ”となる。

 

▪️タイガースでは不本意な結果に

前田投手は2023年オフにタイガースと2年契約(総額2400万ドル/約34億8000万円)を結び、今シーズンもローテーション入りを目指した。

しかしオープン戦で調子が上がらず、救援投手として開幕を迎える。レ

ギュラーシーズンでは7試合に登板したが、防御率は7.88と苦戦。

5月1日には40人枠から外され、自由契約となった。

なお、今季の年俸1000万ドル(約14億5000万円)はタイガースが引き続き負担するため、仮にカブスでメジャー復帰しても、

カブス側が支払うのは最低年俸の

76万ドル(約1億1000万円)を日割りで計算した金額となる。

 

▪️キャリアの歩みと今後への期待

前田投手は広島東洋カープでエースとして活躍後、2015年オフにポスティング制度を利用してドジャースと8年契約(総額2500万ドル/約36億3000万円)を締結。

2019年オフにはツインズにトレード移籍し、2023年にフリーエージェントとなっていた。

これまでのメジャー通算成績は68勝56敗6セーブ、防御率4.20(登板数226試合/うち172試合が先発)。日米通算200勝まであと35勝としている。

現在カブスは、ナ・リーグ中地区で首位争いを繰り広げているものの、先発陣には不安が残る。エース格として好投していた今永昇太投手は、5月5日に左太もも裏の張りで負傷者リスト入り。さらに、昨季16勝を挙げたスティール投手は4月に左肩の手術で、今季の登板は絶望となっており、先発の駒が足りない状況。

このようなピッチャー陣の選手層の薄さチーム事情からも、

即戦力で使える前田健太投手のメジャー復帰は、そう遠くないかもしれない。