鈴木誠也選手が今季10号!日本人2人目の快挙、メジャー初年度から4年連続2桁本塁打

2025.5.13

鈴木誠也選手が今季10号!日本人2人目の快挙、

メジャー初年度から4年連続2桁本塁打

【©️Chicago Cubs 】

 

カブスの鈴木誠也外野手(30)が、マーリンズ戦で今季10号本塁打を放ち、メジャーリーグ移籍1年目から4年連続で2桁本塁打を達成した。これは、大谷翔平(ドジャース)に続く日本人選手として史上2人目の快挙となる。

鈴木は「3番・左翼」で先発出場。3-0とリードした5回2死三塁の場面で迎えた第3打席、フルカウントから相手2番手の左腕ベネジアーノの6球目、約149.5キロの直球を捉え、右中間スタンドへ豪快な2ランを叩き込んだ。手応えを感じた鈴木は、ダイヤモンドを一周する間に両手を2度突き上げて喜びを表現。スタンドのファンからも大きな歓声が上がった。

初回の第1打席は三邪飛に倒れたが、4回の第2打席では顔付近への厳しいボールにひるみながらも、冷静に見極めて四球で出塁。ただし、その後の盗塁は阻止され、追加点のチャンスを広げることはできなかった。

鈴木は今月1日のパイレーツ戦で2打席連続本塁打を放ち、2桁本塁打に王手をかけていたが、その後は打撃不振に陥り、一時は3試合連続ノーヒットと苦しんだ。しかし10日のメッツ戦で2安打を記録し復調の兆し。前日は無安打に終わったものの、この日の一発で完全復活を印象づけた。

4年連続2桁本塁打の達成は、日本人選手としては大谷翔平に続く史上2人目。大谷は2018年と2019年に2桁本塁打を記録したが、2020年はコロナ禍による短縮シーズンの影響もあり7本にとどまった。その後、2021年から今季まで5年連続で10本以上を放っている。

なお、メジャー移籍初年度から4年連続で2桁本塁打を記録したのは、日本人選手としては鈴木誠也が初めて。これまで3年連続で記録した例としては、松井秀喜(ヤンキースなど)、福留孝介(カブスなど)がいる。