未だボクシング界の話題の中心 メイウェザーが2026年12月19日にバンコクでエキシビションマッチ ガルシアとの2027年2月対戦へ「調整試合」と位置づけ

2026.11.2

元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーが、12月19日にタイ・バンコクでエキシビションマッチに臨むことを明らかにした。対戦相手はオーストラリアのプロボクサー兼インフルエンサー、マティー・“ザ・ジェダイ”・フロイド。メイウェザーは自身のSNSで、2027年2月に計画されているライアン・ガルシアとの公式戦を見据えた「ちょっとした調整試合」と説明している。

今回の発表で注目されるのは、単なるエキシビションではなく、ガルシアとの公式戦を意識した実戦機会として位置づけている点だ。一方、メイウェザーを巡っては、マイク・タイソンやマニー・パッキャオとの対戦計画も発表後に延期されており、今後は試合の正式決定と開催条件が焦点となる。

 


▪️ガルシアとの対戦を示唆も正式決定には至らず


メイウェザーは、プロボクシングで50戦50勝(27KO)という無敗の戦績を残し、2017年8月には総合格闘技団体UFCのスター選手だったコナー・マクレガーと対戦。10回TKO勝ちを収め、プロボクシングでの現役引退を表明した。

その後はエキシビションマッチを中心に活動してきたが、2024年8月にジョン・ゴッティ3世と対戦して以来、リングから遠ざかっている。

今回の対戦相手となるマティー・フロイドは37歳。プロボクシングでは15勝(10KO)2敗の戦績を持つ。ボクシング以外にもベアナックル(素手による格闘技)やインフルエンサー系の格闘技イベントに出場している。

メイウェザーにとっては、約2年4カ月ぶりのリング復帰となる。

 


▪️ガルシアは2月6日の試合を優先する構え


次戦候補として浮上しているライアン・ガルシアは、10月21日に自身のSNSで、メイウェザーとの対戦について合意したと主張。WBC世界ウエルター級王座を懸けた147ポンド(約66.7キロ)の公式戦として実現させたい意向を示していた。

しかし、メイウェザー側から正式な契約締結や試合日程などの発表はなく、WBCも対戦を正式承認したとは確認されていない。

さらにガルシアは10月30日、メイウェザーに対してSNSで改めて対戦実現を要求。自身は2027年2月6日に試合を行う方針であり、メイウェザーとの対戦が具体化しなければ別の相手と戦う考えを示した。

ガルシアは現在28歳。WBC世界ウエルター級王者として、メイウェザーとの対戦を実現させる場合も、エキシビションではなくタイトルマッチとして開催することを求めている。

一方、メイウェザーは今回のバンコクでのエキシビションを、ガルシア戦に向けた調整と説明。両者の思惑が一致し、正式な契約に至るかが注目される。

 


▪️パッキャオとの再戦もタイソン戦も計画から延期に頓挫


メイウェザーを巡っては、

これまでにも大型カードが発表されながら、実現に至っていないドタキャンの経緯がある。

2026年2月には、元世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソンとのエキシビションマッチや、マニー・パッキャオとの再戦計画が浮上した。

特にパッキャオとの再戦は、Netflixが2026年9月19日に米ラスベガスで開催すると発表していた。しかし、契約や法的問題などを背景に延期され、当初の予定どおりには実現しなかった。

2015年5月に行われた最初の対戦では、メイウェザーが12回判定勝ちを収めている。

今回のバンコク大会は、メイウェザーが再びリングに上がる具体的な日程として発表されたものだ。

50歳を目前に控えた元王者が、まずはエキシビションで実戦感覚を取り戻し、その先にガルシアとの公式戦を実現させるのか。数々の対戦計画が浮上してきたメイウェザーの動向に、改めて関心が集まりそうだ。

 


■主な選手プロフィール・戦績


  •  フロイド・メイウェザー:50戦50勝(27KO)
  • マティー・フロイド:17戦15勝(10KO)2敗
  • ライアン・ガルシア:29戦26勝(21KO)2敗1無効試合
  • マニー・パッキャオ:73戦62勝(39KO)8敗3分け
  • マイク・タイソン:59戦50勝(44KO)7敗2無効試合