ブレーブス名将 ワイズ監督がドジャースに完敗を認める「できることをすべてやった」潔い言葉がファンの胸を打った 敗戦後の一言

2026.10.8

【©️Atlanta Braves 】

米大リーグのポストシーズンで、勝者と敗者が決まった。

ただ、この日のブレーブスに残ったのは、単なる悔しさだけではなかった。

敗戦を受けたワイス監督の言葉が、ファンの心を打った。

「もちろん、悔しいよ。最後まで残れなかったんだから、当然だ」

そして、指揮官はこう続けた。

「僕は、僕たちがドジャースにできることをすべてやったと思っている。でも、向こうはいいチームだよ」

言い訳を探すことも、敗因を誰かに押しつけることもない。

自分たちの力を出し切ったことを認めたうえで、最後は相手の強さを称える。

シーズンを終える監督の言葉として、これほど潔いコメントもない。


 

▪️ミスもあった。それでも指揮官は選手を責めなかった

ブレーブスは7日(日本時間8日)、本拠地トゥルイストパークでドジャースと地区シリーズ第4戦を戦い、1―4で敗れた。

シリーズは1勝3敗。ブレーブスのポストシーズン敗退が決まった。

試合は決して一方的な展開ではなかった。

ブレーブスは初回、相手の暴投から先制点を奪った。しかし2回には遊撃手デュボンの落球から同点に追いつかれると、終盤にはドジャース打線の勝負強さに押し切られた。

7回にはパヘスに勝ち越しの2点適時打を許し、9回にはマンシーにもソロ本塁打を浴びた。

最後の攻撃も3者凡退。

ブレーブスにとっては、あと一歩届かなかった試合だった。

それでもワイス監督は、敗戦の責任を選手個人に向けることはしなかった。

「試合は本当に接戦だった」

その言葉からも、最後まで戦った選手たちへの評価が伝わってくる。

 

▪️「ドジャースにできることをすべてやった」その一言の重み

スポーツの世界では、敗戦の直後ほど言葉が難しい。

「あのプレーがなければ」「あそこで打てていれば」「相手の運が良かった」――。

敗因を探せば、いくらでも理由を挙げることはできる。

ましてポストシーズンともなれば、一つのミス、一球、一打がシーズンのすべてを左右する。

しかし、ワイス監督が選んだのは、もっとシンプルな言葉だった。

自分たちはできることをやった。

そして、相手が強かった。

この潔さが、ファンの胸を打つ。

勝敗の世界である以上、負けを受け入れることは簡単ではない。それでも指揮官が真正面から敗戦を認め、同時に選手たちの戦いを肯定する。

そこには、チームへの責任と選手への敬意の両方がある。

 

▪️「3年連続のワールドチャンピオンを目指している理由がある」

ワイス監督は、敗れた相手についても率直に語った。

「彼らが3年連続のワールドチャンピオンを目指しているのには理由がある。次から次へといい投手をぶつけてくる。でも、それがポストシーズンだ」

悔しさを隠すわけでもない。

自分たちの力不足を過度に卑下するわけでもない。

ただ、目の前に立ちはだかったドジャースの強さを認める。

その姿勢は、敗れたチームの監督だからこそ、より強く響く。

勝者を称えることは、敗者にとって決して容易なことではない。

だからこそ、その言葉には重みがある。

 

▪️最後に残した「光栄だった」という言葉

そして、ワイス監督はシーズンをともに戦ったチームについて、こう語った。

「このチームを率いることができたのは光栄だった」

この一言にも、指揮官の人柄がにじんでいる。

地区優勝を果たし、2年ぶりのポストシーズンに戻ってきたブレーブス。ワイルドカードシリーズではフィリーズを2勝1敗で破り、地区シリーズまで勝ち上がった。

最後はドジャースの前に敗れた。

それでも、ここまで積み重ねてきたシーズンまで否定されるわけではない。

だからこそ、最後に指揮官が口にした「光栄だった」という言葉は、

選手たちだけでなく、チームを支え続けたファンにも届く。