メドベージェフ 観客へのボール直撃でまさかの失格 ジョコビッチ戦が異例の幕切れ

2026.10.6

男子テニスのチャイナ・オープン(中国・北京、ハードコート)は5日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのダニール・メドベージェフ選手が、

第6シードのノバク・ジョコビッチ選手との対戦中に失格となった。

 

AVAssetExportPreset1920x1080

【↑中継中の動画より↑】

試合はジョコビッチ選手が第1セットを7―5で先取。第2セットも5―3とリードし、勝利まであと一歩という場面で、思わぬアクシデントが起きた。


 

▪️返球したボールが観客席へ

第2セット第8ゲーム。

ジョコビッチ選手がサービスゲームを締めくくろうとしていたところ、メドベージェフ選手がコート後方の壁に当たって跳ね返ったボールを打ち返した。

ところが、このボールが観客に直撃。

試合は直ちに中断され、主審らによる協議が行われた。

その結果、メドベージェフ選手には危険行為による失格が宣告され、試合はその場で終了。スコアはジョコビッチ選手の7―5、3―5となっていた。

紳士スポーツであるテニス界にとって、こうした不測の事態とはいえ、

事故に対して厳格に対処した結果だ。

通常の競技終了とは大きく異なる形で、

ジョコビッチ選手の決勝進出が決まることになった。

 

▪️30歳のメドベージェフ選手にとって痛恨の結末

世界ランキング5位のメドベージェフ選手は、今回がチャイナ・オープン4年連続4度目の出場。2023年には決勝まで進出しており、今大会でも上位進出を果たしていた。

今大会では、1回戦で予選勝者のパブロ・カレノ・ブスタ選手、2回戦でヤン=レナード・シュトルフ選手、準々決勝でフランシスコ・セルンドロ選手を下して準決勝に進出。

ジョコビッチ選手との準決勝も第1セットを79分間戦うなど、激しい展開となっていた。

それだけに、勝敗を競技内容ではなく失格という形で終えることになったメドベージェフ選手にとって、非常に悔しい幕切れとなった。

 

▪️賞金約3500万円とランキングポイントにも影響

今回の失格により、メドベージェフ選手には大会規定に基づく処分が適用される見込みだ。

準決勝進出によって獲得していた200ポイントのランキングポイントに加え、賞金21万9295ドル、日本円にして約3500万円についても没収される見込みとなっている。

一方、思わぬ形で決勝進出を決めたジョコビッチ選手は、

決勝で第5シードのアレックス・デミノー選手と対戦する。

デミノー選手は準決勝で世界ランキング34位のフベルト・フルカチュ選手と対戦し、

相手の途中棄権によって決勝進出を決めている。