NLBヤンキース主砲で人気のジャッジ選手が米国代表主将に決定
▪️第6回WBCへ初出場「名誉なこと」 侍ジャパンの前に立ちはだかる大砲
米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手(32)が、2026年春に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に米国代表として初出場することが決まった。4月14日(日本時間15日)、米スポーツ専門局「MLBネットワーク」の番組内で正式に発表され、同時に米国代表の主将(キャプテン)に任命された。
米国代表を率いるマーク・デローサ監督が出演し、満を持してジャッジの主将就任を発表。「彼は新人王を獲得し、オールスターにも6度選出されている。ヤンキースのライトを守る選手であり、今回のチームを導くにふさわしい人物だ」と語った。
これを受けて登場したジャッジは、代表初選出の喜びと意気込みを語った。
「正直なところ、前回大会を家で観ているのは辛かった。チームUSAが戦っている姿を見て、自分もそこにいたかった。今回、このようなチャンスをもらえたことを光栄に思う。代表の一員として戦えること、そして主将を任されることは大変名誉なことだ」
ジャッジは2023年に開催された前回大会には不参加だった。当時、62本塁打というア・リーグ新記録を樹立するなど絶好調だったが、大型契約を結んだばかりのヤンキースでの優勝を最優先とし、代表入りを辞退していた経緯がある。
前回大会では、エンゼルスのマイク・トラウト外野手が米国代表の主将を務め、日本代表との決勝で敗れ準優勝に終わった。トラウトは今回の主将人事についてデローサ監督から事前に知らされ、「ジャッジこそキャプテンにふさわしい」と太鼓判を押したという。
ジャッジはその言葉を受け、「彼からそんなふうに言ってもらえるなんて、本当に光栄だ。彼がまた代表入りしてくれることを願っている。できれば一緒に外野を守りたい」と語った。
来春に控える第6回WBC。連覇を狙う日本代表「侍ジャパン」にとって、MLBを代表するスラッガーが主将として立ちはだかる構図となった。