スーパーレック まさかの右ひざ負傷で4連敗 元王者として異例の苦境…「アクシデント」でも消えない危険信号
2026.8.7
【©️ONE Championship 】
ONEチャンピオンシップ「フライデーファイツ(FF)165&The Inner Circle25」が7日、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで行われ、現ONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレック(30=タイ)が、アブドゥラ・ダヤカエフ(24=ロシア)とのダイレクトリマッチで2回39秒、TKO負けを喫した。
まさかの結末だった。
今年5月に判定1-2で惜敗したダヤカエフとの再戦。
今回はバンタム級(-145ポンド=約65.8キロ)ムエタイでの一戦となった。
スーパーレックは1回から積極的に前へ出る。飛び込んで放った右ヒジをヒットさせ、ダヤカエフを効かせる場面も見せた。試合の流れをつかみかけ、「ここから」という展開だった。
しかし2回、ダヤカエフにコーナーへ詰められ、パンチの連打を受けた場面で異変が起きた。
クリーンヒットを浴びたようには見えなかったにもかかわらず、
スーパーレックが倒れ込む。
そして右ひざを指さし、続行不可能を示す戦意喪失のジェスチャー。
レフェリーが即座に試合をストップし、2回39秒でTKO負けが決まった。
本人にとっては、あまりにも悔しい敗戦となった。
ただ、この敗戦によって、スーパーレックは看過できない数字を背負うことになった。
これでナビル・アナン、与座優貴、ダヤカエフとの2試合に連敗、4連敗。
もちろん、今回については右ひざの負傷というアクシデントが大きく影響した。
すべてを実力だけで判断することはできない。
それでも、世界のトップが集結するONEという舞台では、
連敗という結果そのものがキャリアに大きな意味を持つ。
▪️4連敗は 明確な危険信号
かつて世界王者として君臨したスーパーレックにとって、今後は「次がある」と悠長に構えていられる状況ではない。負傷からの復帰時期、コンディション、そして次戦の相手。
その一戦一戦が、今後の立ち位置を左右する重要な意味を持つことになる。
しかも、スーパーレックを取り巻く環境は、決して待ってくれない。
ONEのフライ級キックボクシングは、世界でも屈指のハイレベルな階級だ。
現在のトップ戦線だけでなく、その後ろには次々と新たな実力者が控えている。


