青木真也選手のONE殿堂入りをチャトリCEOが明言 朝倉未来選手との一戦にも期待 武尊選手や安保瑠輝也選手の今後にも言及
【オンライン上で和やかな記者会見となった】
アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」は7月24日、メディア向けオンライン記者会見を開催し、チャトリ・シットヨートンCEOと「ONE Japan」の田中俊太郎CEOが登壇した。
会見では、青木真也選手のONE殿堂入り構想をはじめ、武尊選手や安保瑠輝也選手の復帰プラン、多岐にわたるテーマについて説明が行われた。
▪️青木真也選手は「ONEの歴史を築いた存在」殿堂入りを明言
最も注目を集めたのは、青木真也選手への評価だった。
青木選手は今月20日に開催された「超RIZIN.5」の会見で、約11年ぶりとなるRIZIN参戦と、9月に朝倉未来選手とのビッグマッチに臨むことが発表されている。
チャトリCEOは青木選手について、「私は青木さんが大好きですし、本当に感謝しています」と日本語を交えながら語り、その功績に最大級の敬意を示した。
一方で、契約更新に至らなかった背景については、個人の評価ではなく、ONEが長年維持してきた選手運営の方針によるものだと説明した。
現在、ONEには約700人の契約選手が所属しているが、40歳を超えるファイターはごく少数に限られているという。チャトリCEOは、競技レベルの維持だけでなく、選手の安全や健康を最優先に考えることが団体の基本方針であり、この考え方は世界最高峰の団体とも共通しているとの認識を示した。
そのうえで、「来年になるかもしれませんが、青木選手はONE殿堂入りとなります」と語り、正式な時期こそ明言しなかったものの、
殿堂入りが既定路線であることを明らかにした。
さらに、現在は他団体で戦う青木選手についても「どこで試合をしていても応援しています。まだ戦いたいという気持ちも理解しています」とエールを送り、団体を離れた現在も変わらぬ敬意を抱いていることを強調した。
▪️安保瑠輝也選手は年内復帰を視野 ただし回復状況を最優先
安保瑠輝也選手については、コンディションの回復を見極めながら年内後半での復帰戦を目指していることを明かした。
ただし、現時点ではケガの回復具合が最優先事項であり、具体的な対戦カードや開催時期は今後の経過を踏まえて判断する方針を示している。
一方で、総合格闘技(MMA)ルールでの安保選手の復帰については、チャトリCEOは否定的な見解を示し、現段階ではその可能性は極めて低いとの認識を示した。
▪️武尊選手のカムバックにも期待 ロッタン選手との再戦へ前向き
武尊選手の引退後、先日のロッタンとのリングでの掛け合いについても質問が及び、チャトリCEOは「武尊くんが大好き」と笑顔を見せながらコメントした。
武尊選手本人が望むのであればロッタン選手との第3戦の実現にも前向きな姿勢を示し、世界中のファンが待ち望むカードとして期待を寄せた。
▪️エキシビションには消極姿勢・・・それでも”イーロン・マスク戦”には笑顔
話題はエキシビションマッチにも及んだ。
チャトリCEOは、競技性を重視する考えから、
エキシビション形式の試合には基本的に興味がないと明言した。
しかし、その一方で会見で彼らしいユーモアも忘れなかった。
「もし相手がイーロン・マスクなら、明日でも戦いますよ」
と笑いを誘う一幕もあり、オンライン上とはいえ和やかな空気に包まれた瞬間だった。
インパクト十分のコメントは、チャトリCEOらしいサービス精神を感じさせる場面となった。
【文:高須基一朗】

