アキレス腱断裂から完全復活へ ハリバートン「何でもできる状態」低迷ペイサーズ再建の切り札に

2026.6.29

【©️Indiana Pacers 】

インディアナ・ペイサーズに待望の朗報がついに届いた。

昨年のNBAファイナル第7戦で右アキレス腱を断裂し、2025-26シーズンを全休したエースガードのタイリース・ハリバートン選手が、約1年に及ぶリハビリを経て完全復活へ大きく前進した。


 

ハリバートン選手は現地時間6月27日にインディアナ州で開催された自身5度目となるユースバスケットボールキャンプ「Pro Camps」に参加。

報道陣の取材に応じ、「気分は最高だし、体の状態も本当にいい。今は何でもできる状態にある」と笑顔で現在のコンディションを明かした。

「久しぶりに健康なNBA選手として動けている実感がある。子どもたちと一緒にプレーできることも、この1年間を経験した今では決して当たり前ではないと感じている」

長期離脱を経験したからこそ語られた言葉には、コートへ戻れる喜びと競技への感謝がにじんでいた。

昨季、ペイサーズはハリバートン選手を中心にNBAファイナルまで勝ち進み、球団史上初のリーグ制覇まであと1勝と迫った。しかし、その夢はエースのアキレス腱断裂という最悪のアクシデントによって幕を閉じることになる。

迎えた今シーズンは、その影響がチーム成績にも色濃く表れた。開幕から5連敗を喫すると、その後も8連敗、13連敗、16連敗と大型連敗を繰り返し、最終的には19勝63敗。イースタン・カンファレンス14位に沈み、球団史上ワーストとなる勝率23.2%という厳しいシーズンを過ごした。

低迷の背景には、ハリバートン選手の不在だけではなく、パスカル・シアカム選手、アンドリュー・ネムハード選手、アーロン・ニスミス選手ら主力の相次ぐ負傷離脱も大きく影響。昨季ファイナリストだったチームは、本来の戦力をほとんど揃えられないままシーズンを終えた。

それでも、来季へ向けた材料は少なくない。ハリバートン選手はトレーニングキャンプからのチーム合流が見込まれており、シアカム選手やネムハード選手、ニスミス選手、オビ・トッピン選手、TJ・マッコネル選手ら主力も健在。さらにシーズン途中に獲得したセンター、イビツァ・ズバッツ選手を加えた新たな布陣で巻き返しを図る。

昨季はNBAファイナル進出、今季は球団ワースト級の低迷。

わずか1年で天国と地獄を味わったペイサーズにとって、

エースで司令塔の完全復活は再建への最大の追い風となる。