ローラさん 10年間 自身のブランドに幕 ロサンゼルスを離れ日本の山奥で描く新たな挑戦
モデル・タレントとして第一線を走り続けてきたローラさんが自身のファッションブランド「Studio R330」を2026年7月末で終了することを発表した。
6月18日、自身のインスタグラムを更新したローラさんは、「突然のお知らせとなりますが、Studio R330は2026年7月末をもって一つの大切な章を閉じることとなりました」と報告。ブランド立ち上げから約10年にわたる歩みを振り返りながら、新たな人生のステージへ進む決断を明かした。
▪️サステナブルファッションを牽引した10年
Studio R330は、ローラさんが米ロサンゼルスを拠点に立ち上げたブランドだ。
「地球に優しく、自分にも優しくあること」をコンセプトに掲げ、オーガニックコットンやリサイクル素材、サステナブルなウールなど環境負荷を抑えた素材選びを徹底。大量消費型のファッションとは一線を画し、長く愛用できるタイムレスなデザインを追求してきた。
サステナビリティが世界的な潮流となる以前から環境配慮型のものづくりを実践してきた同ブランドは、単なる著名人プロデュースブランドの枠を超えた存在として支持を集めてきた。
ローラさんは「皆さまの日々にそっと寄り添う服でありたいという願いを込めて、一着一着を届けてきた」と感謝の思いを綴っている。
▪️ロサンゼルスから日本へ 価値観の変化が生んだ決断
今回のブランド終了の背景には、ローラさん自身の大きなライフスタイルの変化がある。
約10年間暮らしたロサンゼルスを離れ、日本へ生活拠点を移したことで、自身の価値観や創作への向き合い方にも変化が生まれたという。
ブランド創設時から共に歩んできたロサンゼルスのチームとも、将来の方向性について幾度となく話し合いを重ねた結果、それぞれが新たな道へ進むタイミングを迎えたと説明した。
近年のローラさんは、都市型ライフスタイルから距離を置き、日本の自然と向き合う暮らしを発信してきた。華やかな芸能活動のイメージとは対照的に、土に触れ、農業を学びながら生活する姿は多くの共感を呼んでいる。
▪️「和の美しさ」を世界へ 新ブランド構想も明かす
Studio R330の終了は終着点ではなく、新たな挑戦への出発点でもあるようだ。
ローラさんは現在、日本の山間部で田んぼや畑を耕しながら、古くから受け継がれてきた文化や職人技に深い関心を寄せているという。
その経験を生かし、日本の自然や伝統文化、職人の手仕事、そして「和の美しさ」を軸にした新たなブランドづくりを少しずつ進めていることも明かした。
大量生産・大量消費の価値観が見直されるなか、世界のラグジュアリー市場では地域文化やクラフトマンシップへの注目が高まっている。ローラさんの次なる挑戦は、単なるファッションブランドの立ち上げにとどまらず、日本文化の価値を現代的に再編集し、世界へ発信するプロジェクトとしても注目を集めそうだ。
▪️本名公表、農業への挑戦…変化を続けるローラさん
ローラさんは2025年3月、自身の本名が「佐藤えり」であることを公表。
母親の故郷である新潟県を定期的に訪れ、
農業や自然と向き合う暮らしを学んでいることも明かしていた。
芸能界で築いた成功を土台にしながらも、新たな価値観を模索し続ける姿勢は、多くの人々にとって現代的な生き方の一つの象徴。
ロサンゼルスで始まったStudio R330の物語は幕を閉じる。
しかし、その10年間で培われた理念や経験は、日本の自然と伝統文化を軸とした次なる挑戦へと受け継がれていくのだろう。

