疑問が続くファイナル 審判の笛…ニックス指揮官は憤り!ブランソンの意味深発言にも注目
©️New York Knicks,
NBAファイナルの舞台で、再び“判定”を巡る議論が熱を帯びている。
だが、それは裏を返せば、両チームの実力が
極限まで拮抗している証でもあるのかもしれない。
ニューヨーク・ニックスのマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は、6月9日(現地時間8日)に行われたサンアントニオ・スパーズとの第3戦後、
試合の判定について率直な思いを口にした。
ニックスは111-115で惜敗。
プレーオフに入ってから続いていた連勝は「13」でストップし、
シリーズ成績は2勝1敗となった。
試合後、ブラウンHCは勝利したスパーズへの敬意を示しながらも、後半のフリースロー数の差に言及。「NBAファイナルという舞台で、一方のチームが後半だけで24本のフリースローを獲得し、もう一方が8本という展開になるとは思わなかった」と語った。
さらに「こちらだけがファウルをしていたわけではない」と不満をにじませ、「第4戦でも同じことが起きれば勝つのは難しい」と、判定基準の一貫性に疑問を呈した。
なかでもSNS上で大きな話題となったのが、第4クォーター終盤のプレーだ。
スパーズのビクター・ウェンバンヤマが、ジェイレン・ブランソンを押しのけたようにも見える場面でノーファウル判定となり、ファンの間で賛否が噴出した。
試合後、この場面について質問を受けたブランソンは、「あなたが見たものが、そのまま起きたことだよ(Whatever you saw is what you saw)」と意味深にコメント。
審判に対する直接的な批判は避けつつも、多くを語らない姿勢が逆に注目を集めた。
もっとも、ニックス陣営は敗因を“笛”だけに求めているわけではない。
主軸の選手の1人であるカール・アンソニー・タウンズは「それが敗因ではない。ターンオーバーを重ね、自分たちのバスケットができなかった」と冷静に分析。
さらにエースのブランソン自身も「何よりターンオーバーが多すぎた」と振り返った。
実際、この試合でニックスは13本のターンオーバーを記録し、そこから21失点を献上。ブラウンHCも「オフェンスが停滞し、相手のペイント侵入も止められなかった」と課題を認めている。
ファイナルのような最高峰の舞台では、ひとつの判定、ひとつの接触が試合の流れを左右する。そのため、小さなプレーが大きな議論へ発展するのも、ある意味では“真剣勝負の宿命”と言えるだろう。
圧倒的な力の差がないからこそ、細部にまで注目が集まる。そうした緊張感こそが、今年のNBAファイナルをよりドラマチックなものにしている。

