菅野智之選手 B強打カブス相手に粘投で今季6勝目 鈴木誠也選手との日本人対決も制す…ロッキーズ打線は3発で援護
【©️Colorado Rockies 】
メジャーリーグで“ベテランの知性”が存在感を放っている。コロラド・ロッキーズの菅野智之選手(36)が現地時間6月9日、本拠地クアーズ・フィールドで行われたシカゴ・カブス戦に先発登板。6回途中3失点の内容で試合をつくり、チームトップとなる今季6勝目をマークした。
空気の薄い高地球場として知られるクアーズ・フィールドは、投手にとって過酷な環境として知られる。打球が伸びやすく、一度流れを失えば大量失点にもつながりかねない。その難所で菅野選手は、持ち味である制球力と緩急を武器にゲームメーク能力の高さを改めて証明した。
初回には、好調のピート・クロー=アームストロングを空振り三振に仕留める立ち上がり。さらに後続を併殺打に打ち取るなど、わずか3人で切り抜けた。2回には、カブスの主軸として存在感を高める鈴木誠也選手との今季初対決も実現。カーブで左飛に打ち取ると、4回の第2打席では150キロ超のフォーシームで中飛に封じ、日本人メジャーリーガー同士の対決で貫禄を示した。
打線もエース右腕を強力に援護した。1回裏には“女房役”ハンター・グッドマン選手が18号2ランを放つと、その後もロッキーズ打線が一発攻勢。長打力を前面に押し出し、打撃戦になりやすい本拠地の特性を最大限に生かした。
5点リードで迎えた3回には制球を乱し、一死満塁のピンチを背負ったものの、失点を犠飛の1点にとどめる粘りを見せた。さらに4回、5回はテンポ良く三者凡退。試合中盤には再び流れを引き戻し、ベンチの信頼感を高めた。
6回にはブッシュ選手のソロ本塁打を含む連打を浴びたところで降板。それでも5回0/3を93球、6安打3失点にまとめ、試合を壊さない投球で白星を手繰り寄せた。今季成績は6勝4敗、防御率4.08となっている。
巨人時代から“技巧派右腕”として知られた菅野選手だが、メジャーでも単なる経験値だけでは生き残れない。球速至上主義が進むMLBにおいて、配球、テンポ、修正能力といった総合力で結果を残している点は極めて興味深い。

