大谷翔平らドジャースがホワイトハウス訪問へ トランプ大統領と対面

2025.3.26

【from Dodgers official Instagram】

 

2024年シーズンでワールドシリーズを制覇したロサンゼルス・ドジャースの選手たちが、米国ホワイトハウスに招かれ、ドナルド・トランプ大統領と対面することが発表された。チームは、4月7日(日本時間8日)からワシントンD.C.で行われるワシントン・ナショナルズとの3連戦のタイミングに合わせ、ホワイトハウスを表敬訪問することになった。

 

▪️優勝チーム恒例のホワイトハウス訪問

ホワイトハウスへの招待は、ワールドシリーズ王者に与えられる伝統的な栄誉のひとつであり、歴代の米国大統領がその偉業を称える目的で実施している。ワシントンD.C.やボルティモアへの遠征時に行われるのが通例であり、今回もその慣例に則る形となる。

また、ドジャースはホワイトハウス訪問後の翌日、連邦議会議事堂があるキャピトルヒルも訪れる予定だ。

球団公式X(旧ツイッター)でも、「ドジャースはホワイトハウスへの訪問とタイトルの祝福を楽しみにしている」とコメントしており、

選手たちにとっても特別なイベントとなることは間違いない。

 

▪️監督・選手たちの期待の声

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は25日(日本時間26日)の取材で、「ホワイトハウスに招待されたことは間違いなく大きな名誉。2024年に世界一に輝いたことを改めて祝う機会となる。これは我々にとって素晴らしい名誉だ」とコメントし、訪問を楽しみにしている様子を見せた。また、自身の出席についても「私は行くよ。行くつもりだ」と明言し、意欲を示した。

エースである大谷翔平やムーキー・ベッツら、主力選手たちの参加も期待されており、球団関係者によると「ほぼ全員が出席する方向で調整中」とのこと。特に、大谷は日本のファンからも注目を集めており、現地でのメディア対応にも関心が寄せられている。

 

▪️過去のホワイトハウス訪問と対照的な背景

日本人選手がホワイトハウスを訪問するのは、2013年にボストン・レッドソックスでワールドシリーズを制した上原浩治氏らが、2014年に当時のバラク・オバマ大統領と対面して以来となる。

一方で、トランプ政権時には一部の選手やチームが政治的な理由から訪問を辞退するケースもあった。例えば、2019年には当時レッドソックスに所属していたムーキー・ベッツ外野手が訪問を拒否するなど、個々の選手の判断に委ねられる場面も見られた。今回の訪問では、政治的なスタンスに関係なく、チーム全体として参加する姿勢を見せている点も注目される。2020年にもワールドシリーズを制したドジャースだが、新型コロナウイルスの影響でホワイトハウス訪問が遅れるなど、これまでとは異なる形となった。

今回は、久々に通常通りの形式で開催されることもあり、

選手や関係者にとって特別なイベントとなるはずだ。